It is the top of the page

Link for moving within the page
To text (c)

このウェブサイトではサイトの利便性の向上のためにクッキーを利用します。サイトの閲覧を続行されるには、クッキーの使用にご同意いただきますようお願いします。
お客様のブラウザの設定によりクッキーの機能を無効にすることもできます。詳細はこちら

The main part starts here.

NEWS

Cisco社主催「第4回Cisco D-1グランプリ」審査員特別賞受賞

お知らせ

ネットワンシステムズ株式会社&ネットワンパートナーズ株式会社のメンバーで、シスコシステムズ合同会社主催の Cisco Developer-1(略称:D-1)グランプリ()に参加しました。16チームのうち、1次選考で7チームに勝ち残り、ファイナリスト進出を経て、2025919日に行われたファイナルステージのプレゼンテーションにて審査員特別賞を受賞しました。

(※)Cisco製品のプログラマビリティや他のアプリケーションとの連携によって新しい価値を創造し、社会やビジネスに貢献できる作品を発表するコンテスト。

 

今年度から「Catalyst Meraki D-1」は「Cisco D-1」へと名称が変更され、対象製品がCatalyst製品やMeraki製品からCisco製品全体へと拡大しました。これにより、参加者はより幅広い Cisco テクノロジーを活用したプロトタイプ開発に取り組むことが可能となり、社会課題へのアプローチの幅が広がりました。

本コンテストでは、社会課題の解決をテーマとしており、以下のような領域が対象となっていました。

  • グリーン、GX、サステナビリティ
  • 少子高齢化・労働力不足
  • 災害対策・支援
  • サイバーセキュリティ
  • AIと人間の共存・倫理問題

ネットワンシステムズでは、重要課題と定義しているマテリアリティの1つとして安心・安全な高度情報社会の実現を目指しています。今回は、「少子高齢化・労働力不足」「AIと人間の共存・倫理問題」の2つのテーマに焦点をあて、地方の教育現場を対象としたソリューションの開発に取り組みました。

写真左から:シスコシステムズ合同会社 執行役員 ジャパンデジタル推進担当 福永 靖様
ネットワンシステムズ ビジネス開発本部 加藤 耕志マルク
ネットワンシステムズ ビジネス開発本部 竹野 織
ネットワンパートナーズ セールスエンジニアリング部 吉川 和也
ネットワンシステムズ ビジネス開発本部 塩屋 晶子
ネットワンシステムズ ビジネス開発本部 織原 卓司

受賞作品について

地方・都市間における教育機会の格差に着目し、遠隔授業の開催・受講を支援するソリューションを開発しました。自律走行ロボットのtemiWebexの連携による遠隔授業支援の機能と、録画データ自動アップロードによる授業アーカイブプラットフォームの提供によって地方における継続的な学びの機会を支援します。

1.遠隔授業支援機能

教育機会の損失を防ぐことを目的として、教員の所在地に関わらず授業を実施できる遠隔授業支援ソリューションを開発しました。

自律走行ロボット「temi」に教員がログインし、遠隔操作によって、現地開催に近い臨場感のあるコミュニケーションを実現します。アプリ上でボタンを押すだけでWebexによるビデオ会議と現地のCisco Boardが自動で起動するため、教員は煩雑な操作を意識することなく授業を開始できます。

さらに、Meraki MRThousandEyesから通信状況を収集し、Splunkで分析することで、生徒のデバイスの接続状況や通信品質を可視化します。遠隔授業では把握しづらい生徒側の受講環境を捉え、授業の質を維持・向上させることが可能です。

2.授業アーカイブプラットフォーム

生徒一人ひとりの理解に応じた学習を支援することを目的に、授業アーカイブプラットフォームを開発しました。

本プラットフォームは、授業の録画データを自動でAWSクラウドにアップロードし、いつでも・どこでも視聴可能な環境を提供します。これにより、時間的・地理的制約に左右されない学びの機会を創出し、地方における教育機会の制限を軽減します。

録画された授業は、文字起こしと要約によって内容理解を支援し、さらにAIチャットボットとの対話を通じて、生徒の思考力向上や主体的な学びを促進します。

また、Cisco AI Defenseとの連携により、プラットフォーム上の入力内容を監視し、悪意を含む可能性のある投稿を自動で検知・ブロック・通知することで、安全で安心な学習環境の提供を実現します。

 

※ソリューションはコンテストへの応募作品であり、販売はしておりません。

受賞理由

審査は、以下の5つの基準に基づいて評価が行われました。

  1. シスコ製品の効果的な利用
  2. 独創性・先見性
  3. 社会貢献性
  4. ユーザビリティへの配慮 (UI/UX)
  5. ビジネスへの発展性

受賞に至る評価として、シスコシステムズ合同会社からコメントを頂戴しています。

  • 受賞理由・評価ポイント

日本では初等教育の就学率がほぼ100%である中で、地方に住む子供たちが、地理的・制度的な理由で容易に学べる機会が減っていると言われています。
そのような課題に着目して取り組んでいただいた点を評価させていただきました。プレゼンテーションのストーリーがわかりやすく完成度も高かったです。

  • 今後の期待やメッセージ

今後は座学のみならず、体育や家庭科などの実技を伴う授業への対応にも取り組まれることを期待します。
そうすることで、地方に住む子供たちも学ぶだけでなく、所定の学業の修了につながると思います。

弊社ではイノベーションセンター netone valleyを実証実験の場と位置付け、様々な社会課題解決に向けたプロトタイプ開発を推進し、パートナー各社との共創を進めております。
ご興味が御座いましたら、弊社営業までお気軽にお問合せください。

関連リンク

Cisco D-1公式ページ
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/event/d1grandprix.html

(2024年度記事) Cisco社主催「第3Catalyst Meraki D-1グランプリ」優勝
https://www.netone.co.jp/news/information/20240822.html

(2023年度記事) Cisco主催 第2 Meraki D-1グランプリにて「審査員特別賞」受賞
https://www.netone.co.jp/news/information/20230809-01.html

(2022年度記事) Cisco主催Meraki D-1グランプリにて「審査員特別賞」受賞
https://www.netone.co.jp/news/information/20220812-01.html