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  1. サステナビリティ
  2. ESGの取り組み

挑戦!産官学連携プロジェクト「大分を元気に」を合言葉に、地元の大学生・企業・大分県と一緒につくるホーム最終戦

ABOUT ~この記事を書いた人~

SHIOTSUKI NATSUMI

大分市出身。2009年よりネットワンシステムズ(株)専任フォトライターとして“大分トリニータの今”を社内向けにレポート。
その他、大分県内を中心にスポーツや企業紹介、観光関連、グルメなど様々なジャンルのフリーライターとして活動は多岐に渡る。

2009年から大分トリニータのオフィシャルスポンサーとして、また2020年からはスポーツを通した社会貢献活動を目的としたソーシャルアクションパートナーとしてクラブと共に歩んでいるネットワングループ。トップチームとアカデミー(U-18)のユニフォームスポンサーをはじめ、大会数の少ない10歳以下の子どもたちを対象とした「わくわくチャレンジカップ」や健常者と障がい者関係なく、誰もが楽しめる「ウォーキングサッカー大会」を毎年開催。また、家庭で不要になった衣類が発展途上国の子どもたちのワクチンに変わる「古着deワクチン」など、サッカーの枠を超えた様々な活動を大分トリニータと共に行っています。

そんなネットワンが毎年開催している“ネットワン冠DAY”。今年もまたホーム最終戦で行われます!

今年のテーマは「人々の交流を促し、大分を元気にしたい!」という企画趣旨のもと、スタート。今年は大分トリニータを支え、共に歩む各ステークホルダーと手を結ぶことでより地域に根ざした、価値あるイベントを実現したいというネットワンの想いから、大分県の大学生、地元のスポンサー企業、大分フットボールクラブ、大分県とネットワンの社員が一つになりスポーツやスタジアムを活用し、大分を元気にするイベントを企画実行しました。また昨年から行われております、スポーツを通した社会貢献活動における社会的インパクトの可視化(SROI)も帝京大学、筑波大学と一緒に引き続き挑戦します。

プロジェクトメンバー

  • ネットワンシステムズ…社内から公募で社会貢献や地域活性化イベントの企画に興味あるメンバーが参画
  • 大分フットボールクラブ…ネットワンの担当営業のほか、ソーシャルアクション事業部を中心としたメンバー
  • 大分大学…福祉健康科学部の学生 5 名。将来理学療法士を目指して勉強中の彼らは普段、大分トリニータのホームゲームでユニバーサルスポーツ(パラスポーツ)体験会にボランティアとして参加中。
  • 日本文理大学…経営経済学科スポーツビジネスコースの学生 4 名。大分トリニータのホームゲームでニュースポーツ体験会を企画運営。
  • 大分県:大分県スポーツ推進室がオブザーバとして参加
  • OBS大分放送:大分トリニータのアドボードスポンサー。日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として「CHANGE FOR THE BLUE in 大分実行委員会」を実施している。
  • ジェイリースFC:大分市内に本社を置くジェイリース株式会社が運営するサッカークラブ。大分トリニータのオフィシャルスポンサー。元大分トリニータの選手が多数在籍。地域貢献活動を積極的に行っており、ネットワンとも複数回SDGsイベントを一緒に実施。

「社会的貢献の見える化に取り組む(SROI)

  • 帝京大学 塚本研究室
  • 筑波大学 松尾研究室

今回ネットワンが冠デイに向けたチャレンジとしては、新しいスポンサーの形を目指して、産官学連携で社会貢献に直結するイベントにすること。そして、スポーツを通した社会貢献活動の社会的インパクトの可視化に取り組む(SROI)ことを目標に掲げました。

※写真は昨年9月に実施した社会貢献活動の社会的投資収益率(SROI)の実証実験を兼ねた産学連携イベント

このプロジェクトが始動したのは9月上旬。参加メンバーは総勢40名!東京に本社を置くネットワングループと、各メンバーはリモート会議を幾度となく重ねました。初回は、本プロジェクトの全体概要を説明や、目的やゴールの共有、ステークホルダーの紹介。このプロジェクトには多くの団体が参加していることから、そこに生まれる多様な意見と視点の促進のため、1つの団体をそれぞれ2つに分け、全体が2グループに分かれてチームを組みディスカッション。両グループのアイデアを、最終的な全体プランにする方向性で会議は進みました。

“大分を元気に!”のテーマに沿って、冠デイでサッカーやスタジアムを通じて誰に、何を訴求するのか?各メンバーの想いを共有しながら、自由にディスカッションを行います。話し合いの中で大分大学の学生さんが挙げたのは、「スタジアムに行けばその魅力は分かるが、行かないと分からないことが多い。自分たちはパラスポーツ体験のボランティアをしているが、学生の参加が少ないと思う。」というリアルな意見。他にも、学生は車を持たない人も多く交通面の難しさがあるという声も。

また大分トリニータは「親子3世代やグループ観戦をしてほしい。大分県の皆さんには常に大分トリニータを話題にしてもらえるよう、生活の一部にしていきたい」という想いがあり、これまでも若年層向けのイベントを実施してきました。そこを踏まえて最初は、大学生からも若年層をターゲットにしたイベント案が多数出されましたが、SNS対象となる学生層は他に関心を持っていることも多くスポーツ観戦へのハードルが低いのでは?というネットワン側の意見も。そこで学生だけに向けた企画ではなく、小学生や中学生の親御さんも一緒に“親子で参加できる”体験型のイベントがいいのではないかという方向性が浮かび全員賛成のもと決定!ターゲットが決まった後も、関連するイベントなどには様々な意見が飛び交いました。

<大学生のみなさん>

・ありきたりではない、大分でしかできない体験をしてほしい
・ファミリーで参加し、家族で楽しめるブースがあるといい
・若者はSNSが中心。SNSを活用した広報活動が必要なのでは?

<ネットワン社員>

・季節に合わせたイベントはどうか?花火やイルミネーションなど
・ファン同士でつながりが持てるグッズやイベントがあるといい
・サッカー以外の内容で興味を持ってもらう何かはないのか?

また大分FCからも、単純に試合観戦をしてもらいだけではなく、地域課題に対しての解決策との連動や社会的な意義が込められると尚いい、など目的の大小関係なく色々な意見をみんなで話し合いました。

こうして何度もリモート会議を重ねてきたメンバーたち。

最終的に決まった新規の親子層に足を運んでもらうために、「行ってみよう!」と思ってもらうきっかけづくりや、当日「楽しい!」と感じてもらう特別な体験を通じて「また来たい!」というトリニータのファンづくりにつなげてもらいたいというストーリーが完成!

ゴールが決まり詳細を決めていく際も、企業や学生さんから色んな意見が交わされました。

ニータンの仮装コンテスト?応援グッズのワークショップをするのは何を作るのか?(メガホン、ゲーフラなのか?)選手やニータンとスポーツをするなら何の種目なら可能なのか?などなど、今自分たちにできることよりも来てくれた人たちに喜んでもらえること、そしてトリニータのファンになってもらいたい、また来てもらいたいという想い。合計10回以上の会議を経てようやく決定しました!

来たる113日「ネットワンソーシャルアクションデー つなぐ想い・人・未来」と題されたホーム最終戦は、“親子で応援フェスタ”を開催します!

「ネットワンソーシャルアクションデー~つなぐ想い・人・未来~」主な実施イベント

”親子で応援フェスタ”

  • 親子500名(中学生以下、未就学児を含む)を無料招待
  • 親子で応援グッズ制作ワークショップ
    親子で、オリジナル応援グッズ「フラッグ作り」もしくは「なりきりニータン(お面)作り」作り。(参加した人の中から抽選で当日の選手入場前の“フェアプレーフラッグ体験”が当たるかも!)
  • 選手も一緒にバトンをつなぐ、ユニバーサルスポーツリレー
    参加者同士でチームを組んで、ユニバーサルスポーツをバトンで繋ぐリレーチャレンジを実施。選手やマスコットも一緒に、みんなで繋がりましょう! “楽しむ”ことが目的なので競争ではないので、どなたでもお気軽にご参加いただけます。
  • 想いをひとつに未来へつなぐ!ハーフタイム応援パレード
    ワークショップで制作した応援グッズを手に持って、ハーフタイムにみんなでトラックをラウンドしながら心をひとつにチームを後押し!自分が主役になったような気分で忘れられない思い出を作りましょう。

    <イベントの詳細はこちら>【スポンサー】「ネットワンソーシャルアクションデー~つなぐ想い・人・未来~」開催のお知らせ | 大分トリニータ公式サイト (oita-trinita.co.jp)

他にも、スタジアムの大型ビジョンには選手の名前などをひらがなと漢字を交互に見せる表記にし、誰もが一緒に楽しく観戦できるスタジアムづくりをします。ハーフタイムパレードは当初ネットワンの役員や社員で行う予定でしたが、来てくれた子どもたちが大型ビジョンに映ることで親御さんも特別感が感じられるのではという大学生の意見から、参加してくれた人も一緒にパレードという形でラウンドすることが決まりました。

今回プロジェクトチームをつくり、冠デイへの企画を完成させたネットワングループ。大分トリニータのスポンサーとなり、共に歩み16年になりますが「人とネットワークの持つ可能性を解き放ち、伝統と革新で豊かな未来を創る」という企業理念のもと、大分トリニータと共にスポーツの力を通じ、地域や社会の発展に貢献していきたいという変わらぬ想いがあります。そして、ソーシャルアクションパートナーとして、誰もが笑顔で分け隔てなく過ごせる未来を創りたいという強い想いから、毎年トリニータと共に歩みを進めています。そんなネットワンの想いが大分をはじめ、多くの人たちへ届くことを願って。ホーム最終戦は、たくさんの皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

次回は、11/3ホーム最終戦の様子をお伝えします!お楽しみに♡

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