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2022.9/21・9/28 児童養護施設の子供達と大分トリニータ選手とのリモート交流会~子どもたちの豊かな心と体を育む環境づくり~
ABOUT ~この記事を書いた人~

SHIOTSUKI NATSUMI
大分市出身。2009年よりネットワンシステムズ(株)専任フォトライターとして“大分トリニータの今”を社内向けにレポート。
その他、大分県内を中心にスポーツや企業紹介、観光関連、グルメなど様々なジャンルのフリーライターとして活動は多岐に渡る。

大分トリニータのソーシャルアクションパートナーであるネットワンシステムズは、スポーツを通じた社会貢献活動の一環として大分市内にある児童養護施設を訪問し、選手たちとの「リモート交流会」と、トップチームのトレーニングでも導入しているエクササイズ「ライフキネティック」を実施しました。このイベントは、未来ある子どもたちに夢や目標を抱いてもらう事、また子ども達の健康促進や運動機会の創出を目的とし、9/21(水)に小百合ホーム、9/28(水)に若葉会で開催しました。
選手と初めて会話する子どもたちは少し緊張気味でしたが、時間の経過とともに笑顔を見せ、様々な質問で会場も大いに盛り上がりました!
9月21日(水)児童養護施設小百合ホーム
19名の児童が参加した小百合ホームでは、リモート交流会に町田也真人選手と野村直輝選手が参加。子どもたちからは、子どもの頃にしていた遊びや、プロサッカー選手になったきっかけなど多くの質問が寄せられました。
・どうすればサッカーが上手くなれますか?
野村:とにかくたくさんボールと触れ合うこと。ボールとお友達になって!
町田:キャプテン翼というアニメを知っているかな?僕はそのアニメに影響されて、どんな時もボールと一緒に過ごしていました。
・サッカーを好きになるにはどうしたらいいですか?
野村:僕と一緒にサッカーしたら絶対好きになります!!
・得意な教科はなんですか?
町田:僕は社会の先生(教員免許取得)なんです!だから、社会のことはなんでも聞いて下さい!

また、子どもたちの“夢の叶え方”について町田選手は、「今までサッカーを辞めたいと思ったことはないですが、中学生の頃、ランニングの時間がキツくてだらっと走っていた時。僕を追い越して走る先輩の背中を見て、キツいことをちゃんと取り組む人がエースになれるんだと感じました。その頃から、どんなトレーニングも真剣に向き合うようになりました。サッカーは体格の大小関係なく誰もが平等にできるスポーツ。僕は右耳が不自由ですが、だからこそ今まで頑張ってこられたのかなと思います。みんなも色々辛いことがあっても、好きなことを楽しんで頑張ってほしいです!」とメッセージ。
最後はみんなでライフキネティック。大分FC・川端コーチ主導のもと、頭と体を使うエクササイズに挑戦しました!専用の道具を使い、脳と体を働かせるライフキネティック。子どもたちは初めて行う動きに苦戦しながらも、果敢にチャレンジ。上手くいかない時も友だち同士談笑しながら最後まで楽しみました。
会を終えた子どもたちからは、「トリニータ選手たちとの交流はとても楽しかったです。選手たちのように、僕も部活を頑張り上手になりたいと思います。これからも、サッカーの試合頑張ってください」「質問するのに緊張しましたが、質問に答えてもらって嬉しかったです」「プロサッカー選手と交流ができて嬉しかったです」など、選手との時間を楽しんだ感想が寄せられました。
町田選手、野村選手からのコメント
町田也真人選手:
元々こういったイベントに参加したいと思っていたので、参加できて良かったです。サッカーだけに限らず、ラグビーの話をしたり印象的な質問が多く楽しかったです。今度は実際に訪問したいですね。他にも、小中高などの学校訪問や老人ホームなど自分にできることがあれば参加していきたいです!
野村直輝選手:
コロナ禍で地域貢献活動をしたいと思っていたタイミングで、声をかけて頂き有り難かったです。個人的にも児童養護施設と関わる活動をしていますが、今回は僕たちとラグビーをしたいと言ってくれた子がいて印象深いですね(笑)。やはり僕たち選手はみなさんに何かを与えられる存在だと思いますし、僕たちも地域のみなさんからパワーを頂いています。このような活動を通して、クラブ、個人を応援して頂き大分トリニータの価値を上げていきながら、それが大きな輪となり広げていけたら良いなあと思っています。
9月28日(水)一般社団法人若葉会
16名の子どもたちが参加した若葉会では、梅崎司選手と中川寛斗選手がリモート交流会に参加。サッカーの事はもちろんプライベートな事まで、数多くの質問が寄せられました。
・サッカー選手になったきっかけは?
梅崎:小学校1年生からサッカーを始めて、1998年に日本が初めてW杯に出場した時に、中田英寿選手に憧れてプロになりたいと思いました。
・サッカー部のマネージャーと恋に落ちることはありますか?
中川:ずっと育成クラブ(ユース)でマネージャーの仕事も自分たちでやっていたので、ないんです。でも、めちゃくちゃ憧れていました!(笑)
・どんな所で遊んでいますか?
梅崎:先日初めて津久見のイルカ島に行きました。すごく楽しかったです!
梅崎選手は、「実際にトリニータの試合に来てくれたら、スタジアムの雰囲気とかサポーターの声を感じてすごく楽しめると思う。ぜひスタジアムに来て僕たちの背中を押して下さい。今日はみんなとお話できて楽しかったですし、子どもの頃を思い出しました。みんなもこれから好きなことを思い切り楽しんでほしいなと思います。僕たちもまだまだ頑張るので、これからも一緒に夢に向かって頑張っていきましょう!」と、子どもたちへメッセージを送りました。
交流会のあとはライフキネティックの講習会が行われ、初めて体験するエクササイズに挑戦。普段とは違う動きを友だち同士で一緒に楽しみました。
会を終えた子どもたちからは、「サッカーをしてみたくなりました。今度の試合が楽しみです。サッカー選手と初めて話したけど、やっぱりスターだと思いました。」「早くコロナが収まって、実際に会いたいと思いました。選手もお父さんなんだと思ってびっくりしました。」「バタコーチの授業をまた受けたい。もっとたくさん一緒に運動したかったです。」と様々な感想が寄せられました。
梅崎選手、中川選手からのコメント
梅崎司選手:
とても楽しかったです!みんな元気で、積極的に質問や挨拶を交わしてくれて逆に元気をもらいました。サッカー選手はチャラいイメージだと言ってくれた女の子が印象的ですし、その質問に和みました(笑)。ベルマーレ時代、選手たちで小学校の授業で夢先生のような企画を実施したことがありますが、選手自身にとっても大きな社会経験になるので今後機会があれば是非やりたいですね。
中川寛斗選手:
オンラインではありましたが、普段関わることの少ない子どもたちと貴重で有意義な時間を共有できました。積極的に質問をくれたり熱心に僕たちの話を聞いてくれて僕自身もとても楽しめました。中でも年収や恋愛に関する話もあって、子どもならではの直球質問が印象深いです(笑)。これからも地域に密着した学校訪問やスタジアムでのチケット受付、屋台販売のお手伝い、トークショーなども可能であればやってみたいですね。クラウドファンディングの返礼品だけでなく、大分の街にもっと何か還元していきたいです。
両施設には、今後も継続的にスポーツに取り組んでもらえるようにサッカーボールの贈呈と、交流した選手達がピッチでプレーしている姿を実際に見て、応援してもらうために、10月16日(日)に行われるホーム最終戦(ネットワン冠DAY)の招待チケットが送られました。今回の交流会でサッカーに興味を持った子どもたちは、嬉しそうにチケットを受け取っていました。
ネットワンシステムズ社員がオンライン交流会をサポート
今回、ネットワンシステムズの社員がオンライン交流会で要となるWeb会議システム(CiscoWebex)の配信サポートを行いました。本活動に賛同した社員がボランティアとして参画し、開催約1か月前より開催に向けた準備がスタート。何度も現場に行くことは難しいので、東京~大分間をリモートで繋ぎ施設側への事前ヒアリング、配信に必要な機材の洗い出しと準備、テクリハ、万が一の場合のバックアップ体制まで、離れた場所にいる選手と子供達との円滑なコミュニケーションを実現するためにプロ意識をもって入念な準備を整えました。
ボランティア社員の声:「サッカーだけではなくIT技術を体験してもらえたことにネットワンが関わる意義を感じました」「子供たちの笑顔を見ることができ、嬉しい気持ちになったと同時にプロスポーツ選手の子供たちへの影響力の大きさを再認識しました。」
ネットワンシステムズはこれからも大分トリニータと共に、このようなスポーツを通じた社会貢献活動を通じて子どもたちの夢や、誰もが平等にある社会を目指し活動を続けていきます。
関連情報
【プレスリリース】ネットワンシステムズ、児童養護施設の子供達と大分トリニータ選手との交流会をオンライン形式で開催~子供達の明るく豊かな心と体を育む環境づくりに貢献~