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当社では、今後メールの送受信において、パスワード付きZIPファイルの利用を順次廃止させていただくことを、お知らせいたします。
将来的には、パスワード付きZIPファイルが添付されたメールは当社にて送受信されず、配送を抑止した旨がメールで通知されることとなります。
お客様及びお取引先様におかれましては、当社とのデータの授受の方法につきまして、順次別の手段へ変更いたします。

上記の変更に伴い、ファイルを共有するための別の手段を用意し、その利用につきましては、お客様、お取引先様に、個別にご連絡を差し上げます。
本施策に対するご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

【背景】

従来、パスワード付きZIPファイル送信「PPAP」（※）は、多くの企業が利用可能であり通信経路上の暗号化を保証する方式として当社においても利用されてきました。
しかし、すでに暗号方式としてセキュリティを担保できるものではなく、昨今はパスワード付きZIPファイルを添付することでセキュリティチェックを回避する、「Emotet」等のマルウェアが広まっています。また米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁（CISA）は、これらのファイルをブロックする対策を提唱しており、国内でもパスワード付き圧縮ファイルの利用を廃止する動きがあります。
このような背景のもと、当社では、お客さまや取引先さまのセキュリティを確保するために、PPAPを廃止することを決定しました。

（※）「Password付きZIPファイルを送ります、Passwordを送ります、Angoka(暗号化)Protocol(プロトコル)」の略称