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中期計画(2年目)
2020~2022年3月期 中期3カ年計画
1. 進捗状況
2021年3月期(FY20)は、新型コロナウイルス感染症の影響があったものの、スクールシステム、テレワーク拡大、セキュリティ対策、クラウド基盤等のビジネスが堅調に推移しました。
売上高はパブリック市場でGIGAスクール構想による投資が想定以上に伸長し、収益性も付加価値ビジネスが順調に推移して通期計画を上回りました。一方、受注高は、パートナー事業において一部案件の延期もあり、通期計画に対して若干の未達となりました。
2021年3月期 実績 | 予想比 | 前年比 | |
---|---|---|---|
売上高 | 2,021億円 | +41億円 | +157億円 |
営業利益 | 196億円 | +6億円 | +31億円 |
営業利益(率) |
9.7% | +0.1%pt | +0.8%pt |
受注高 | 2,035億円 | △14億円 | △10億円 |
- 2021年3月期の予想比は2021年1月28日発表の修正予想値と実績の比較
2. 基本戦略
継続した成長に向けて、引き続き、以下3つの基本戦略に取り組みます。
(1)注力市場・新モデルの拡大
スクールシステムにおけるGIGAスクール構想やテレワーク拡大、クラウド利用などデジタル化を推進する取り組みが加速し、ネットワークを活用したインフラ整備とセキュリティ対策が引き続き堅調に推移しました。
一方、ヘルスケアは新型コロナウイルス感染症の影響により低調に推移しました。
■ 注力市場

■ 新モデル

(2)統合サービス事業の加速
高付加価値サービスの提供に向けて、運用・最適化サービスの拡大、お客様ICT基盤のグランドデザイン段階からの支援、お客様と創出価値を対話する施設の整備等の各種取組が順調に進捗しました。

(3)働き方改革2.0/DXの実践
新型コロナウイルス感染症への対応として、テレワークを中心とする新しい働き方・デジタル化を実現しました。また、デジタル基盤においてはデータの可視化及び業務の自動化の実現に向けた詳細設計及び新収益認識基準への対応準備を進めました。

3. 今後の変化
新型コロナウイルス感染症の影響が続く状況においても、デジタル化とICT利活用の需要は拡大しています。お客様グループ全体の事業継続と付加価値の創出につながる投資への関心は高く、通信事業者やパートナー企業とのサービスの共創も交え、民間企業・公共機関に向けたネットワークシステムとセキュリティ対策を組み合わせたインフラ整備の提案を進めてまいります。

4. 目標数値
中期事業計画最終年度となる2022年3月期(FY21)の連結業績は、売上高 2,090億円(前年比3.4%増)、営業利益220億円(前年比11.8%増、営業利益率10.5%)を予定しています。売上総利益率の改善によって、営業利益は中期事業計画から10億円増加、営業利益率は1.0ポイント上昇する見通しです。一方、売上高は新型コロナウイルス感染症による影響もあり、中期事業計画の2,200億円を下回る見通しです。
引き続き不正事案の再発防止を最重要課題とするとともに、継続して中期事業計画に沿った事業成長を図ってまいります。

5. 動画でわかる
継続した成長に向けた「3つの基本戦略」と「市場別の要望」に対する取り組みについて動画でご紹介します。
新たな価値を提供できる企業へ
再生時間 5:44