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  1. サステナビリティ
  2. ESGの取り組み

2025.10 ネットワンわくわくチャレンジカップU-8 & U-10大会

ABOUT ~この記事を書いた人~

SHIOTSUKI NATSUMI

大分市出身。2009年よりネットワンシステムズ(株)専任フォトライターとして“大分トリニータの今”を社内向けにレポート。
その他、大分県内を中心にスポーツや企業紹介、観光関連、グルメなど様々なジャンルのフリーライターとして活動は多岐に渡る。

仲間とともに戦い、身体と心を育む -第12回ネットワンわくわくチャレンジカップ-

今年で12回目を迎えた「ネットワンわくわくチャレンジカップ」。この大会は、大会数の少ない小学校低学年の子どもたちを対象に、プレーの場を設けるだけでなく仲間との交流、スポーツを通じた健康づくりの普及啓発を目的として始まりました。また今年も大会会場では、県内の企業・学校・団体様と連携した、SDGs体験イベントを実施。社会や環境問題に触れながらSDGsについて楽しく学べるブースを用意し、大会で戦う子どもたちや、その家族の皆さまにも体験してもらいました。昨年に続き今年もU-8とU-10の同日開催!少しずつ秋の気配を感じてきた大分の空の下、大会はスタートしました。

午前中はU-8大会。少し大きめのユニフォームを身に纏った小さな戦士たちが、県内外から集結しました。開会式では、ネットワンシステムズ株式会社 管理本部 広報・IR部 部長村元裕二さんの挨拶でスタート。子どもたちと対話を入れながら、会場の雰囲気を盛り上げました。少し緊張気味だった子どもたちも少しずつ表情がほぐれ、元気いっぱいの写真撮影で士気を高めました!

まだあどけない選手たちも試合が始まると、その表情は一変します。必死にボールを追いかけ、仲間と一緒に走り抜く姿は逞しく、頼もしいのひと言。監督に自分が出たいとアピールする子や、思うようにプレーできずに落ち込む子。小さな体でサッカーだけでなく一生懸命に、自分自身と戦う姿を見ているとスポーツを通じて学ぶことの大切さを感じました。

サッカー×SDGs イベント

この大会は3年前から、子どもたちのサッカー大会だけでなく、SDGsについて楽しく学べる体験イベントを開催しています。今年も企業・学校・団体の皆さまの協力のもと、様々なブースが用意されました。大分トリニータのソーシャルアクションパートナーであるネットワンが、子どもたちに自分たちの暮らす町や自然環境などについて、もっと知ってほしいという想いを込めたイベントです。

自然に触れよう!「大分市キャンプ協会」

大分市キャンプ協会さんご協力のもと、葉っぱの葉脈の変化を使って1枚のカードを作る体験イベントは今年も大盛況!大分市キャンプ協会では、初心者の方でも気軽に楽しめるアウトドアや、自然観察などのイベントを多数開催。この日も、子どもたち一人ひとりが好きなデザインで仕上げながらオリジナリティあふれるカードを作り上げました。

身近なものでSDGsを体験「大分県立芸術文化短期大学」

大分県立芸術文化短期大学の生徒さんたちのご協力のもと、ペットボトルキャップや牛乳パックなど廃材を使ったアクセサリーを作るワークショップは毎年大好評!資源循環やリサイクルについての意識向上に少しでも繋げたいという学生さんたちのサポートを受けながら、子どもたちも真剣な眼差しで作成していました。お母さんの手を借りながら作る子や、最初から最後まで自分の力でやり遂げたい子など、その様子は様々。色使いも含め、個性あふれる作品が完成していました。

また今回は、子どもたちのおやつとして大分トリニータの松本怜CROの農業プロジェクトが手掛ける、さつまいもかりんとう“ポリポリレイモ”を全員にプレゼント♡

試合は一戦一戦、熱い戦いが続きました。ほとんどが幼稚園生で構成されているチームもあり、必死でボールに喰らいつく姿には見ている大人たちも感動。ガッツあふれる小さな戦士たちの頂点に立ったのは「大分トリニータ」のスクールチーム。この大会が始まった12年前から、惜しいところで優勝が遠かったトリニータでしたが、今年悲願の優勝を決めることができました!

また試合中に多く出されたのは、敵味方関係なくリスペクトを示し、フェアプレーをした選手に送られるグリーンカード。相手が転んだ時に手を差し伸べること、遠くに転がったボールを自ら取りに行くなど、この日も多くの選手たちが行動していました。まだ8歳に満たない子どもたちが、毎日の練習やこういう大会を通じて色んなことを学び、成長していく姿を見るとこの大会を継続している大きな意義を感じました。

(※)グリーンカードとは

U-12年代以下の大会を対象に2004年度からJFAにより導入された制度で、フェアプレー精神を発揮した選手に示される重要なアイテム。例えば、ケガをした選手への思いやり行為や意図していないファウルプレーを素直に謝ること。熱くなって問題を起こしそうなチームメイトの阻止や、ボールがラインを超えた際の自己申告など対象となる行為は様々。育成時代に大切なフェアプレー精神を育てるべく導入されたグリーンカード精神は、会場のゴミを拾うことや用具を大切にするなどピッチ外の行動も含まれています。

閉会式では、戦いきった子どもたちの満足そうな笑顔も多く見られた反面、名前を呼んでもらえなかったと肩を落とす子の姿も。頑張った分だけ悔しさは大きいけど、その悔しさが子どもたちの成長につながっていくと信じて・・・!

午後はU-10大会!

毎年、U-8大会に出場した見覚えのある顔と再会できるU-10大会。少し大きくなった姿に微笑ましい気持ちになります。この日は、午前中に大会に出場した選手たちも多く参加していました!

U-8よりも試合時間も長く、コートの広さも倍になる戦い。初出場のチームもあり、初戦から白熱した試合が繰り広げられました!U-10になると、仲間同士の声掛けが目立つようになりチーム一丸となり戦うシーンが多く見られます。

なかなかゲームが決まらず、PK対決となるシーンも。成功した選手を笑顔で迎え、上手くいかなかった選手を励ます姿は必ず次へつながる、チームワークの源になると感じました。

激戦を制したのはFCレガッテ。攻守に渡り積極的に走り抜き、宮崎県から参戦する強豪チームであるFC Ganarとの決勝戦を勝ち抜きました!U-10になると全体的に自分たちで考え、動きながらコーチと共にゲームづくりをするシーンが多く見られ、その姿がとても逞しく感じられました。泣いたり笑ったりする子どもたちの大会が、もっと増えていくことで子どもたちの夢や未来は広がっていくような気がします。

閉会式では、MVPなどの賞が贈られるたびに嬉しそうに笑顔をみせる選手たちの表情が印象的でした!「全然名前呼んでくれん・・・」と不服そうな選手の姿も・・・(笑)。その悔しさを忘れず、これからも成長してほしいと心の中で祈りながら大会は終了しました。

閉会の挨拶では、ネットワンシステムズ株式会社管理本部 広報・IR部広報チーム エキスパートの風間純子さんが子どもたちの頑張りを労い、“この大会で感じた嬉しかったこと、悔しかったこと全部がみんなの未来の宝物になること。その気持ちを忘れないでほしい”と子どもたちへメッセージを送りました。

ネットワンはこれからも大分トリニータと共に、未来ある子どもたちのためにスポーツを通じた社会貢献を続けていきたいと思います。また来年も、たくさんの子どもたちの笑顔に会えることを楽しみにしています。大会関係者の皆さん、ありがとうございました!