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2024.10.20 みんなが笑顔になる魔法のスポーツ"歩くサッカー"を楽しもう!〜第4回ネットワン×二豊フーズ ウォーキングサッカー大会〜

ABOUT ~この記事を書いた人~

SHIOTSUKI NATSUMI

大分市出身。2009年よりネットワンシステムズ(株)専任フォトライターとして“大分トリニータの今”を社内向けにレポート。
その他、大分県内を中心にスポーツや企業紹介、観光関連、グルメなど様々なジャンルのフリーライターとして活動は多岐に渡る。

大分トリニータのソーシャルアクションパートナーであるネットワンシステムズは、「第4回ネットワン×二豊フーズ ウォーキングサッカー大会」を開催しました。(主催:大分県障がい者サッカー協会、大分県サッカー協会パラ委員会 主管:大分大学体育会サッカー部)

「ウォーキングサッカー」とは障がいの有無も年齢も、性別、サッカー経験の有無も関係なく、楽しむサッカーのこと。普通のサッカーとは違い、走ることや接触プレー、ヘディングなどを禁止しており、サッカー初心者も経験者も一緒に楽しめる「歩くサッカー」です。様々な違いを越えてプレーするウォーキングサッカーを多くの参加者の皆さんと一緒に楽しみました!

当日は突然の寒波が訪れ、昨日まで半袖で過ごしていた大分市内には冷たい北風が吹きました。開会式では「この大会は健常者も障がい者も、みんなでごちゃ混ぜになって楽しむ大会です。また色んなスポンサーさんの協力のもと開催される大会ですが、今回は前回にも増して賞品がいつもより豪華です(笑)。今日は寒いですが、寒さに負けずに頑張りましょう!」と、大分県障がい者サッカー協会会長であり、大分県サッカー協会パラ委員会の松尾卓也さんから参加者のみんなが笑顔になる挨拶でスタート。

また主催であるネットワンシステムズ株式会社 管理本部総務部広報チーム・清水健雄マネージャーからは「寒くて驚きました。でもスポーツをするには良い環境なので怪我のないよう頑張りましょう。また今日は、ネットワンシステムズという会社の名前を覚えてもらえたら嬉しいです!」同じく主催の二豊フーズ株式会社代表取締役社長 原田健太郎さんからも「昨年に引き続きネットワンさんと一緒に開催させてもらいます。私たちは戸次にある納豆を作る会社です、閉会式の後には納豆のタレの掴み取りもあるのでみんなで楽しみましょう!」と元気いっぱいの挨拶が送られました。

毎年、この大会を運営、サポートしてくれている大分大学サッカー部の皆さんから恒例のルール説明が。いつも身振り手振り、小芝居ありの(笑)みんなに分かりやすいルール説明は好評で、見ている参加者たちもみんな笑顔になる瞬間です。

参加者たちは寒さ対策をしながら、ウォーミングアップ。今回も子どもから大人まで幅広い年代の方が参加してくれました。ごちゃ混ぜにチームを組んで、みんなで楽しむウォーキングサッカーには、助け合いやゆずり合いの気持ちが溢れていました!

参加者の笑顔や歓声に包まれ、穏やかな空気の中で行われた大会。中でも一番印象に残ったのは大分大学サッカー部の皆さんの姿でした。小さな子どもの目をちゃんと見て話をしたり、足の不自由な方をさりげなくサポート。会場の隅々までを常に見ていて、1人になっている人はいないか、高齢者の方が疲れてはいないかと細やかな配慮がありました。サポートをするというのではなく、自分たちが楽しむことで参加者の緊張を解き、みんなを笑顔にする大学生たちの姿勢には私たちが学ぶべき点がありました。

閉会式では最優秀賞など参加した全員に様々な賞が贈られ、今日1番の盛り上がりをみせました!頑張ったみんなを称えながら、共に笑顔で拍手を送り合う温かな雰囲気の中、大会は幕を閉じました。ネットワンの清水さんは「サッカーという複雑なルールがある中で、一つルールを変えるだけで誰でもできる競技になるというのは、私たちの日常の中にもヒントになると思いました。私たちが働くITの世界でもそうですが、少しだけ考えることで、何かが変わるということの大事さに気付かされました。また昨年も参加されている人もいて、この大会が楽しかったからきてくれたと思うととても嬉しいですね。」とコメント。
健常者や障がい者関係なく、誰もが一緒になり楽しめることは少しの工夫やアイデアが大事になるということをこの大会を通じ実感できたといいます。

大分大学の学生さんインタビュー

毎年、今大会を運営、サポートして下さる大分大学サッカー部の皆さん。大会を通じて感じたこと、社会貢献の取り組みについてお話をお聞きしました!

<Aさん>
_大会に参加した理由を教えてください
サッカー部では、知的障がい者に向けて週に1回サッカースクールを実施しています。そこで私は、リーダーを務めています。私自身、将来特別支援学校の教員になることを目指しており、支援が必要な子どもたちと直接関わり、成長を支援できる貴重な経験を積みたいと考え、今回の活動に参加させていただきました。

_一番印象に残っている場面は?
得点が決まった瞬間、味方だけではなく相手チームの選手も含め、共に喜び合っている姿が非常に印象に残っています。その場にいる全員が一つのプレーに感動し、互いに称え合う様子は、スポーツの持つ素晴らしさを改めて感じさせてくれるものでした。

_大会を通じて一番大変だったことは?
全員がゴールを決められる場面を作り出すことは決して簡単ではなく、非常に大変でした。しかし、その過程でチーム全員が協力し、互いに支え合いながらプレーに取り組む姿勢が、より強い絆を感じさせる瞬間でもありました。このようにしてチーム全員で一つの目標に向かって努力できたことは、とても貴重な経験だったと感じています。

_大会全体の感想をお願いします
今回の大会の運営を通して、さまざまな気づきと学びを得ることができました。特に、すべての選手が安心して試合に臨めるよう、細やかな配慮や環境づくりの重要性を改めて感じました。スムーズな運営を実現するためには、スタッフ間での連携や、選手や参加者に対する柔軟な対応が求められると痛感し、運営側としての役割と責任の大きさを実感しました。今後もこの経験を活かし、さらに多くの方に楽しんでいただける大会を目指していきたいと思います。

_今後の改善点などあれば教えてください
今後、より多くの方々が参加しやすい環境を整えていきたいと考えています。すべての選手が安心して楽しめるだけでなく、支援が必要な方やそのご家族も気軽に参加できる大会を目指し、会場のバリアフリー化やサポート体制の充実を図ることが重要だと感じました。また、地域の方々やボランティアの方々との連携を深めることで、より参加しやすい大会づくりに貢献していきたいと思っております。

<Bさん>
_大会に参加した理由を教えてください
現在、私たちは週に一度「サカたの」という障がい者の方と“サッカー”というスポーツを通して交流する活動のサポートをしており、スクール練習会を月に3回、普及練習会を月に1回行っています。その活動の一環として行われた今回の「ウォーキングサッカー大会」にも運営のサポートとして参加しました。

_一番印象に残っている場面は?
一番印象に残っている場面は、参加者の方のサッカーをしている際の表情です。ボールを蹴る楽しさや、ゴールを狙う真剣な表情、シュートが決まった喜び、ゴールを決められて悔しい表情。その姿を見ると大会を通して、サッカーというスポーツの魅力を感じられているようでとても嬉しかったですね。

_大会を通じて一番大変だったことは?
今回開催された大会は「ウォーキングサッカー大会」ということで、プレー中に走ることがルールで禁止されていました。ボールが転がっているとついつい走りたくなる参加者が多く、歩いてサッカーをしてもらうことがとても大変でした。

_大会全体の感想をお願いします
このような活動を通してサッカーの楽しさを知ってもらうことが出来れば、この大会の開催に大きな意味があると思っています。少しでも多くの人に参加してよかったなと思ってもらうように、大会のサポートをすることが私たちの役割だと思います。今回の大会では参加者の楽しそうな表情が多く見られたので、参加してよかったなと感じます。

_今後の改善点などあれば教えてください
今回の大会はこれまで以上の盛り上がりがあったと思います。今後もさらに大会を盛り上げられるよう、たくさんの方に参加してもらいたいです。参加の呼びかけや、参加者全員に楽しんでもらえるようにどのようなサポートが必要かなど、考えて行動できるようにしていきたいです。

4回目となった今年もまた、参加者たちの多くの笑顔があふれたウォーキングサッカー大会。年齢も性別も関係なく誰かを想い、助け合いながら楽しむスポーツの大切さを感じる1日となりました。賞品を手にニコニコしながら帰る参加者たちの後ろ姿を見ながら、このような大会が今後ももっと多く開催されることや今大会の継続を祈りました。ネットワンは今後も障がいの有無やスポーツの得意、不得意関係なく、誰もが一緒に楽しむことができる社会のために様々なチャレンジを続けていきたいと思っています。未来ある子どもたちのため、また多様性を尊重し合える社会を目指し、スポーツを通じた社会貢献を持続的に行なっていきます。