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2023.8/22.8/23児童養護施設の子どもたちと大分トリニータ選手の交流会~夢を持ち、子どもたちの未来へ繋げよう~

ABOUT ~この記事を書いた人~

SHIOTSUKI NATSUMI

大分市出身。2009年よりネットワンシステムズ(株)専任フォトライターとして“大分トリニータの今”を社内向けにレポート。
その他、大分県内を中心にスポーツや企業紹介、観光関連、グルメなど様々なジャンルのフリーライターとして活動は多岐に渡る。

大分トリニータのソーシャルアクションパートナーであるネットワンシステムズは、スポーツを通じた社会貢献活動の一環として大分市内にある児童養護施設とフリースクールを訪問し、子どもたちと選手との交流会を実施しました。イベント内では、トップチームのトレーニングでも導入しているエクササイズ「ライフキネティック体験会」も開催。昨年からスタートし、2回目となったこのイベントは、未来ある子どもたちに夢や目標を抱いてもらう事、また子どもたちの健康促進や運動機会の創出を目的としており、今年は大分市内にある「児童養護施設 森の木」と「一般社団法人 あすらん」を訪問しました。選手を初めて間近で見られたり、話をする子どもたちは少し緊張気味でしたが選手たちの優しいサポートもあり、会場は笑顔で包まれました。

8月22日(火)児童養護施設「森の木」

今回初めての対面訪問となった「児童養護施設 森の木」には、野村直輝選手、野嶽惇也選手、松本怜CROが参加。サッカーはもちろん、好きな食べ物やプロの世界のシビアな話まで、様々な質問が寄せられました!

どうすればサッカーが上手くなれますか?

野村:
とにかくサッカーを楽しむこと!そしてサッカーはチームプレーのスポーツなので、仲間のためにどれだけ頑張れるかと考えられる人が、長くプロ選手でい続けられるのかなと思っています。

野嶽:
毎日コツコツと練習を重ねる事が大切。昨日より今日、1回でもリフティングが多くできるようになるとか目標を持つことだと思います。

プロのサッカー選手になるためにはどうしたらいいですか?

野村:
小さい頃からサッカー選手は遠い夢でしたが、ずっと頑張り続けてきたことで今があると思っています。

松本CRO:
僕は北海道の田舎で育ちました。そこにはプロスポーツ選手も身近にいなかったですし、自分がプロの選手になれると思ってなかったです。努力を重ねることはもちろんですが、色んな人との出会いも大切だと思います。

受験生の時、どうやって乗り越えましたか?

野嶽:
勉強もスポーツも頑張る気持ちは同じ。勉強をおろそかにしたら、サッカーもおろそかになると思いながら頑張りました!

他にもプライベートな質問も多く寄せられ、選手たちが戸惑う場面も(笑)。
試合中は楽しいですかという質問に野村選手は、「楽しいけどキツい…でも、やっぱり勝つとめちゃくちゃ嬉しい!苦しい状況を乗り越えると、もっとサッカーが好きになるんです。だから自分が強くなるためにミスした事からも学んで、どんな時も前向きな姿勢を忘れないようにしています。」と、“好き”という気持ちが頑張る力になるとメッセージ。野嶽選手もまた、「例え失敗しても諦めずに日々練習を重ねることが大事」と話し、夢の叶え方を教えてくれました。

ライフキネティック体験では、大分FC・川端コーチ主導のもと、頭と体を使うエクササイズに挑戦しました!専用の道具を使い、脳と体を働かせるライフキネティック。初めて体験する子どもたちは戸惑いながらも、果敢にチャレンジ。松本怜CROも一緒に行いながら子どもたちをサポートし、みんなで談笑しながら最後まで楽しみました。

イベントを終えた子どもたちからは、
「僕はトリニータのサポーターなので、試合も観に行きます。選手に会えて、トリニータのことが詳しく知れたので良かったです。」「正直、選手のことをあまり知らなかったけど、交流を通して選手のことを沢山知ることができました。選手たちのキャラクターが良くて、応援したいなと思いました。貴重な体験をありがとうございました!」「好きな選手が来てくれて、間近で見られて嬉しかったです。」

また職員の方からも、「子どもたちからの質問に丁寧に答えて下さり、ありがとうございました。サッカー選手になるための道程や子ども時代の話、勉強に関することなど沢山答えて頂いたことで、夢を追いかける子どもたちの希望になったと思います。また頭と体を使ったライフキネティックも大変勉強になりました。」と嬉しいコメントを頂きました。

選手からのコメント

野村選手:
「お金の話を質問された時はちょっと驚きましたが(笑)、色んな話ができて僕自身も楽しい時間を過ごせました。これからも小学校や老人ホーム訪問など行きたいですし、年代別のサッカー大会とかあれば是非参加してみたいです!」

野嶽選手:
「サッカーにあまり興味のない児童の皆さんもいたはずなのに、僕たちの話にしっかりと耳を傾けてくれる姿が嬉しかったです!これからも、こういう機会をもっと増やしてもらえたらいいなと思います。大分県内の小中学校やスポンサーをして頂いている企業さんにも足を運べたらと思っています。」

8月23日(水)一般社団法人あすらん

「一般社団法人 あすらん」は事情により学校へ通えない子どもたちが通うフリースクールやアフタースクール(学童保育)を運営しています。今回は伊佐耕平選手と弓場将輝選手がリモートで交流会に参加し、幼稚園生から高校生まで幅広い年代の児童たちとオンラインで楽しい時間を過ごしました。

プロサッカー選手になったきっかけは?

伊佐:
僕は全然有名な選手ではなかったですが、子どもの頃から同じクラブのチームメイトに負けたくなくて必死に練習を重ねました。それがプロ選手に繋がったのかなと思っています。

弓場:
サッカーが上手かったわけではなかったけど、どんな時もひたむきに頑張ることを大事にしてきました。それと、いつも素直な心でいることが大切かなと思っています。小さい頃から好きな選手のプレーを見て、真似することもプロになる近道になると思います!

辛い時をどう乗り越えていますか?

松本CRO:
きっと2人の選手も同じだと思いますが、辛いことはあるけど、それ以上に楽しいことがあるのでサッカーを続けられてきたのかなと思います。

伊佐:
有り難いことですが、応援してくれる人が多い分、辛い気持ちも大きくなります。だからミスした時は無理にでも早く寝て、次の日から気持ちを切り替えています。

弓場:
僕の場合は、逆に1人になってサッカーとは違うことに集中するようにしています。例えば本を読んだりして、気分を変えてリフレッシュします。

“大分トリニータって何ですか?”というストレートな質問には選手たちも困惑の表情(笑)。他にも好きなアイドルや食べ物の話、趣味など様々な質問が寄せられると会場にいるみんなが笑顔になり、温かな時間が流れました。悩みを持つ子どもたちに伊佐選手は、「色んなことがあるけど、僕自身が悩んだ時は1人で溜め込まずに家族や、自分が心を許せる人に話を聞いてもらうようにしています。個人的には、悩みは自分の中から早く吐き出すことが大切かな。まだまだ手を挙げてくれている子がまだ沢山いるので、今度はみんなの所に直接行って話したいです。」と、子どもたちへメッセージを送ってくれました。

ライフキネティックに挑戦する学童保育の子どもたち

ライフキネティックの講習会では、初めて体験するエクササイズに挑戦。普段とは違う動きをコーチの指導を受けながら、友だち同士で一緒に楽しみました。

会を終えた子どもたちからは、
「サッカーはボールを蹴ってゴールに入れるだけのスポーツだと思っていましたが、今日選手たちと話して、1人では完成しないスポーツだということを知りとても感銘を受けました。ライフキネティックでは、最初はなぜ脳を鍛えるのかと思っていましたが教えてもらう中で、サッカーは全身を使って戦うことを知りましたし、何より体を動かすことがとても楽しいと感じることができました。今日の経験を活かして、自分の夢を目指して一生懸命歩いていきたいと思います。貴重な時間をありがとうございました!」「ライフキネティックはめちゃくちゃ難しかったけど、いい脳トレになりました。選手たちに会えて嬉しかったです。…何よりとってもかっこよかった(笑)」「選手たちの話が楽しくて、参加して良かったと思いました。貴重な話を聞けて将来の参考になりましたし、また色々聞いてみたいです。」
と多くのコメントが。

サッカーというスポーツ、そして大分トリニータというチームの選手を通じて多くの子どもたちが元気と勇気をもらったと感じられる今回のイベント。時間の経過とともに会場に増えていく笑顔の数が、それを物語っていました。

選手からのコメント

伊佐選手:
「特定の児童たちではなく、みんなそれぞれの立場で積極的に参加してくれてとても嬉しかったです。僕にできる事なら何でもしたいので、またぜひ!」

弓場選手:
「元気な子どもたちと色々な話ができて楽しかったです。ホームゲームにはぜひ見にきてほしいですし、その時は必ず勝ちます!今後もサッカー教室などに参加できたら嬉しいですね。」

両施設には、今後も継続的にスポーツに取り組んでもらえるようにサッカーボールの贈呈と、交流した選手達がピッチでプレーしている姿を実際に見て、応援してもらうためホーム最終戦(ネットワン冠 DAY)の招待チケット、2023年度のイヤーブックが送られました。最初はトリニータを知らなかった子どもたちも多くいましたが、交流会を通じて興味を持ち、受け取ったチケットを嬉しそうに見つめる姿が印象的でした。

ネットワンシステムズは、このような活動を通じて子どもたちが明日を頑張る気持ちや、夢を持つことのきっかけになることを願っています。今後も大分トリニータと共に、誰もが平等にある社会を目指しスポーツを通じた社会貢献活動を続けていきます。