社内6,000台の大規模な仮想デスクトップ環境が安定稼働!――サポートとサイジングが鍵

企業名 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト 様
所在地:大阪府大阪市中央区内本町2-2-5
事業内容:西日本エリアの情報通信インフラの構築・保守・運用事業及びITソリューション事業
導入事例 デスクトップ仮想化ソリューション

 NTTネオメイトは、大阪に本拠を構え、情報通信網の敷設やメンテナンスのほか、企業や自治体向けのIT環境構築をサポートしている、NTT西日本のグループ会社です。

 2011年、同社はセキュリティの強化や移り変わる時代の流れに対応するため、仮想デスクトップ(VDI)環境の構築に着手しました。しかし、6,000名を超える全従業員に対して、VDI環境を提供することには不安要素もありました。

 「使用感、ストーム、安定性、考えるべき項目がたくさんありました。」

 全従業員に対する仮想デスクトップ環境導入を実現するために、ネットワンシステムズはいかに課題を解決したのか、実際にシステム構築をご担当されたNTTネオメイトの方々にお話を伺いました。

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社会のニーズが変化し、デスクトップも仮想化の時代へ

 NTTネオメイトがVDIに注目したのは、2011年にさかのぼります。同年は、クラウドサービスやポータビリティ性に優れたスマートデバイスが普及したことで、ITがもたらすメリットにも変化が現れていた時期でもあります。2011年は、東日本大震災が起き、在宅勤務を余儀なくされたほか、企業の“データ”を保全し事業継続性を担保する重要性が再認識された年でもあります。NTTネオメイトは、時代の変化やトレンドから、セキュリティを強化するとともに、在宅勤務や今後の“変化”への対応力を高めるため、VDI環境の構築を目指しました。

 しかし、実現するには様々な課題がありました。ひとつは、VDI環境が不安定な状態となってしまった場合、業務に大きな影響が出てしまう点。次に、出勤時のログインやアンチウイルスソフトのアップデートなど、アクセスが集中した際の負荷(=ストーム)の回避。そして最後に、仮想デスクトップと従来のパソコンの使用感が変わってしまう点です。

 「デスクトップを仮想化したとしても、従来のパソコンと同じ、またはそれ以上の使用感を提供できなければ、社内ユーザのストレスになり、業務効率や生産性が低下しかねません。」

 このような部分的な課題のほか、6,000名を超える規模のVDI環境の実現のために、ハードウェアからソフトウェアのシステム的な課題、そして仮想デスクトップの運用業務の課題を一緒に検討できるパートナーを探していました。

数々の課題を解決に導いたサポートとサイジング

 「信頼性、ストーム対策、運用の効率、ランニングコストや調達コストの削減…これらの要望から、複数社にRFPを提示しました。」

 VDI環境のパフォーマンスは、ダイレクトにユーザの“使用感”に直結します。しかし、単に高スペックな製品で構成すれば良いわけではありません。安定性の高いVDI環境の構築で最も重要になる点は、CPU・メモリの消費量やストレージI/Oのバランスを調整する“サイジング”。ネットワンシステムズは提案に際してパフォーマンスに焦点を当て、安定稼働し、かつ高い使用感を実現する根拠を定量的に提示しました。

 「ネットワンシステムズが提出してくれた提案書は、初見でもすぐに“納得”できる内容でした。また、それ以前にも、取引を行っていたことがあったのですが、細やかなサポートをしてくれる印象を持っていました。」

 実は「問い合わせ窓口」も担当の頭を悩ませる懸念点のひとつだったそうです。VDIの仮想化基盤は、サーバ、ストレージ、ネットワーク機器、VDIソフトウェア等、必要となる機器が多岐にわたるため、必然的に複数ベンダーの機器が混在することになります。もし障害が発生しても、どのベンダーの機器が問題なのかがわからず、問い合わせることができないため、解決に時間がかかっていたと言います。

 「VDIが使えなければ、業務ができなくなります。もしもの時には、迅速に復旧しなければならないのですが、ネットワンシステムズはこれまでも機器単体ではなく、システムやソリューション全体を俯瞰して原因を突き止め、ワンストップで対応してくれました。」

工期が短かった…しかし、障害知らず

 「契約完了から通常なら半年は必要なのですが、2013年4月に運用開始を予定していたため、弊社側の要望で設計・構築をわずか4ヶ月で行っていただきました。」

 試験期間も短期でしたが、当初懸念されていた“ストーム”を起こさなかったほか、繋がらない・立ち上がらないと言った障害も起こすことなく、安定して可用性の高いVDI環境を構築しました。VDI環境を手に入れたことで、以前は2時間を要していたデスクトップのプロビジョニング作業が、わずか数十分と大幅に短縮。また、懸念されていた“使用感”についても、社内から「これまでのパソコン環境と変わらず、仮想デスクトップということが気にならない」、「シンクライアント端末を起動し、業務を開始できるまでの時間が短くなった」など、ポジティブな声が上がっています。

 「運用面、品質面は当初の想定以上の効果が出たと思っています。VDIに難色を示す社員もいましたが、実際に使ってみて便利さが実感できたため、考えが変わってきているようにも感じます。」

 今では当たり前のように使われているVDIですが、紙中心の職場へ転勤になった社員から「以前の環境は働きやすかったんだな」と、VDIを使っている環境の利便性を認識したと話されることも多いそうです。

構築、運用実績を基に自社でもVDIを提供する

 さまざまな面で効果を発揮しているVDI環境。NTTネオメイトでは、会議で資料を紙で用意しなくて済むようになったほか、タブレット、スマートフォンからリモートアクセスで仮想デスクトップを使うなど、トライアルも重ねています。

 「VDIの運用を急いだのには理由がありました。3月までに構築を完了し、運用をしながら次のステップに進む必要があったのです。」

 次のステップとは、自社ブランドで提供予定のVDIソリューション「AQStage 仮想デスクトップ ライト」のこと。企業規模に合わせてスモールスタートも可能なライトに加えて、必要に応じてステップアップできるスタンダード、プレミアムといったプランも準備しています。

 「仮想デスクトップの導入を考えているが、価格は効果に見合うのか。そう悩んでいる企業のために、低価格で利用できるVDIソリューションを用意しました。」

 時代の変化に対応するためにVDIを構築し、新たにソリューションへと昇華したNTTネオメイト。実績を重ねることで更なるVDIの可能性を引き出されており、今後の動向から目が離せません。

概要図

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