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  1. 企業情報
  2. 不適切行為に係る再発防止策等の進捗について

「納品実体のない取引」における再発防止策の進捗

「納品実体のない取引」における再発防止策の進捗

2020年6月5日に日本取引所自主規制法人に提出いたしました「改善報告書」に関し、改善措置の実施状況、及び、運用状況のご報告をさせていただきます。

取締役 執行役員 管理本部長、CRO 竹下 隆史

【チャプター】

補足資料

皆様こんにちは。ネットワンシステムズ株式会社CROの竹下です。

本日は、2020年6月5日に日本取引所自主規制法人に提出いたしました「改善報告書」に関し、改善措置の実施状況、及び、運用状況のご報告をさせていただきます。
私共が取り組んでおります、再発防止策の概略は大きく4つあります。

まず、1つめは、営業取引の基本方針にて、主に架空取引の排除。
2つめは、リスク管理体制の抜本的見直しにて、会社全体のリスクマネジメントの強化。

3つめは、業務統制の強化にて、牽制機能の強化やルール、システムの変更。
そして4つめ、コンプライアンス活動の見直しにて、コンプライアンス意識の強化と企業風土の醸成に取り組んでおります。

個々の進捗状況ですが、営業取引に関する基本方針、及び、リスク管理体制の強化は、全て対応済であり、現在モニタリング、レビューを継続して実施する運用に入りました。

業務統制につきましては、新しい業務プロセスの規程化、つまり、ルール化が完了し、一部システムへの実装を残すのみとなっており、ここも、モニタリング・レビューの実行に入っております。
全案件に対するコンプライアンスチェックなどにより、再発防止を徹底しております。

コンプライアンス活動の見直しにつきましては、意識の強化を図る機会の充実を進めています。
事案をもとにした不正の動機、機会、正当化に関して、深堀りした教育やワークショップなどを継続しております。

また、ビジョンに関してもビジョンブックの再編集も予定通り終え、新たな「行動指針」の浸透と理解の促進、行動宣言を実施し、これから、更に全社員との双方向型の浸透活動に入っていきます。
また、これらの取組みを行うのと同時に、内部監査室による再発防止策全体のアセスメントも客観的に定期的に実施し、内部統制強化の視点で追加対策の組み込みも実施中で、4月以降、不正リスクへの是正措置は有効に機能していると考えております。

今回、昨年度事案の周辺調査であらたな事案が発覚し、外部調査委員会、及び、社内調査チームの報告書を開示させていただきました。
昨年度事案から、このようなことが二度と起こらないように、現再発防止策に取り組んでおりますが、より抜本的なガバナンスの構築、強化、及び、企業文化の改革に向け、外部有識者で構成される「ガバナンス・企業文化改革委員会」を12月16日に設置いたしました。
現在の再発防止策にて、既に業務統制強化の部分で施策を加えておりますが、ガバナンス、内部統制環境、内部監査、及び、企業文化等に関する課題等の検証を更に徹底的に行い、 本委員会による検証が、迅速かつ実効的に実施されるよう全面的に協力し、また、追加提言が発生した場合は、これを真摯に受け止め、当社の経営ビジョンである「全てのステークホルダーから信頼され支持される企業、真のアドマイヤ―ド・カンパニー」であると、関係者の皆様から評価いただけるよう、今後も全社一丸となって継続的に取り組んでまいります。

引き続きよろしくお願い申し上げます。