
Palo Alto Networks社主催のサイバーセキュリティ業界最大級の年次カンファレンス「Ignite 24 Japan」に出展した模様を、弊社セッションの概要やブースで展示したソリューションの特長を含めてご紹介します。
- ライター:諏訪 葵
- 2021年にネットワンシステムズに入社。Palo Alto Networks製品担当としてマーケティング/セールスイネーブルメントに従事。
初版公開日:2024/11/1
はじめに
2024年10月4日(金)に、ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われたPalo Alto Networks社主催のサイバーセキュリティ業界最大級の年次カンファレンス「Ignite 24 Japan」に、弊社はダイヤモンドスポンサーとして出展いたしました。
Igniteでは、Palo Alto Networks社の注力製品やトレンド、ベストプラクティスについて、Palo Alto Networks社や協賛企業ブース、セッション講演で紹介され、セキュリティの最新トレンドのインプット、ディスカッションの場として最適なイベントです。
今年のイベントテーマである「AI時代のサイバーセキュリティ」のもと、弊社は「AI時代に必要となるゼロトラスト像」をコンセプトに弊社ソリューションをご紹介し、非常に多くのお客様にお立ち寄りいただきました。弊社セッション並びにブースにお越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。
今回は、「Ignite 24 Japan」での弊社セッション、ブース展示内容について出展レポートとしてご紹介します。
尚、セッション録画、ブース配布資料の一部は、イベントサイトにてオンデマンド配信されていますので、イベントサイトご登録の上ご視聴いただけますと幸いです。
イベントサイト:こちら
(オンデマンド配信開始日:2024年11月1日~)
セッションのご紹介
タイトル:
生成 AI 時代のビジネスとセキュリティ:AI 活用事例とゼロトラストを強化する ASM 導入事例
概要:
企業が生成 AI を活用して DX を推進するなどビジネス変革をもたらす期待が大きい AI。反面、サイバー攻撃は AI を活用することで高度化・巧妙化が進む中、セキュリティの確保がますます重要になります。本セミナーでは AI 活用時代に求められるセキュリティ対策の事例/ユースケースとして、生成AIを利用した弊社社内ナレッジ活用ツール「NELMO」におけるセキュリティ対策について紹介し、セキュリティ対策・ゼロトラスト実現に向けた企業の IT 資産を保護するための ASM 導入事例として、弊社のPoC事例、今後の展望についてご紹介しました。
また、セッションでご紹介したLLMやASMもテーマの一つに含まれている、先端技術活用による新たな価値創出を目的とした弊社の取り組み「INNOVATION SHOWCASE」についてもご紹介しました。
関係者として隅で聴講していた私の所感ですが、AIの業務活用を前提としたITインフラをどのように保護していくと良いか、ひいてはAIを活用してどのようにITインフラを保護していく必要があるか、自社事例を用いて具体的なセキュリティリスクやソリューション導入メリットを学ぶことができ、より身近にAI時代のセキュリティ対策について考える機会になりました。
詳しい内容が気になった方は、オンデマンド配信にてセッション録画をご視聴いただけますと幸いです。
展示ブースのご紹介
NOSが考える、AI時代に必要となるゼロトラスト像を実現するにあたって必要となるセキュリティの要素と、AIを活用したセキュリティ対策のユースケースを下記のポイントをふまえてご紹介しました。
- AIを活用することでセキュリティの管理、運用をどのように効率化/自動化させることができるのか
- AI利用を前提とした環境でのセキュリティ対策のベストプラクティス
- 高度・複雑化するセキュリティ要件に対する弊社セキュリティサービス
ブースには、IT担当者としてセキュリティ製品の導入/運用を検討されている方に多くお越しいただき、セキュリティ運用の煩雑さなど普段感じていらっしゃる課題やこの製品、サービスについてよくわからないので知りたいというようなご質問など、ざっくばらんにディスカッションする場となりました。下記からは、テーマごとにご紹介した内容を簡単にご紹介します。
<弊社ブースの様子>


- AIを活用することでセキュリティの管理、運用をどのように効率化/自動化させることができるのか
紹介ソリューション:
・Palo Alto Networks社製品 ADEM/AI-Powered ADEM
・弊社マネージドサービス netone Managed SASE powered by Prisma® Accessアプリケーションの応答が遅い、WiFiの電波が悪いなどユーザーエクスペリエンスの課題を可視化できていますか?大量のアラートによるアラート疲れや手動でのインシデント対応に課題を感じていませんか?
このような課題に対するソリューションとして、Palo Alto Networks社の「ADEM/AI-Powered ADEM」をご紹介しました。
ADEM(Autonomous Digital Experience Management)は、ユーザーデバイスからアプリケーションの宛先までの接続性の健全性とパフォーマンスを測定/可視化し、AI-Powered ADEMは、ADEMの機能に加えサービスの中断を引き起こす可能性がある問題を迅速に検出し、ユーザーエクスペリエンスの向上や平均解決時間(MTTR)の短縮に役立ちます。また、製品ソリューションによる運用効率化/自動化だけでなく、マネージドサービスに運用をお任せするという方法を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
弊社では、SASE導入に必要なライセンスのご提供から、 PoC、設計・構築、導入後の監視および運用マネージメントまで包括的なサービスをご利用いただける「netone Managed SASE powered by Prisma® Access」を提供しており、本イベントでもSASE運用にお困りの方を中心に多くご興味を持っていただきました。
こちらのマネージドサービスについての詳細は、多様な働き方とシステムを守るnetone Managed SASE powered by Prisma® Access | ネットワンシステムズをご覧ください。
<netone Managed SASE powered by Prisma® Accessイメージ> - AI利用を前提とした環境でのセキュリティ対策のベストプラクティス
紹介ソリューション:
・Palo Alto Networks社製品 Enterprise DLP/SaaS Security Inline生成AIやSaaSアプリケーションの利用拡大により、機密情報が社外に保管されることや、ファイル変換サイトなどユーザーがクラウドサービスだと意識せずに使用しているツールによる情報漏えいについて、不安に感じていませんか?
このようなお悩みに対するソリューションとしてPalo Alto Networks社のEnterprise DLP、SaaS Security Inlineをご紹介しました。
Prisma Accessとネイティブに統合可能な Enterprise DLPを組み合わせることで、社内外のSaaSアクセスや生成AIサービスに対して、インラインでのDLP検出・制御が可能となります。また、70k以上のSaaSアプリケーション識別が可能なSaaS Security Inlineにより、全てのアプリケーションを可視化、制御することで、SaaSアプリケーションからのウイルス感染、不正アクセスによる情報漏えいリスクを軽減させることが可能となります。
<導入イメージ> - 高度・複雑化するセキュリティ要件に対する弊社セキュリティサービス
紹介した主な弊社セキュリティサービス:
・クラウドセキュリティ運用支援サービス/マネージドセキュリティエッジサービス
・マネージド・ディテクション&レスポンス(MDR)サービステーマ2でご紹介したお悩みに関して、IaaS/PaaS/SaaSの不注意による設定ミスやインシデント調査範囲が広く調査制度や対応速度に課題を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのようなお悩みに対して当社では、クラウドセキュリティ運用支援サービス/マネージドセキュリティエッジサービスを提供し、お客様の安全なクラウドサービス利用を支援しています。また、AIを用いたサイバー攻撃など未知の脅威の増加や攻撃スピードが高速化している昨今、迅速な対応とセキュリティ被害の最小化するにはどうすると良いかお悩みの方もいらっしゃるかと思います。そのようなお悩みをお持ちのお客様に対して、当社では、マネージド・ディテクション&レスポンス(MDR)サービスを提供しています。脅威の検出からアラート調査による感染原因の特定、感染端末の論理隔離等の対応により、不審なプログラム起動の原因が特定できていないことや夜間休日などに感染が疑われる端末の隔離を即座に実施できないことによる、マルウェアの感染拡大や業務システムの停止など、甚大な損害の発生リスク軽減についてサービスを通して支援しています。
<マネージド・ディテクション&レスポンス(MDR)サービス導入イメージ>当社のセキュリティサービスの詳細については、セキュリティサービス | ネットワンシステムズ (netone.co.jp)をご覧ください。
おわりに
AI利用によりますます高度化するセキュリティの脅威に対して、どのようにゼロトラストに取り組むとよいかわからないとお悩みのセキュリティ担当者の方々もいらっしゃるかと思います。
説明を聞きたい、相談に乗ってほしい等、弊社ソリューションにご興味をお持ちいただけましたら、是非お問い合わせください。
※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。