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イノベーション創出に向けたネットワンの取り組み

目次

はじめに

不確実性が高く、未来を予測することが困難なVUCAの時代では、イノベーションの創出が強く求められています。ネットワンではイノベーション創出に向けた数々の取り組みを進めていますが、本ブログでは、今年度から始動した『ネットワンイントレプレナープログラム』についてご紹介いたします。

ネットワンの課題と新プログラムを始動した背景

ネットワンでは、2018年より『社内ベンチャー制度』を運営しています。本制度は、社員が着想した新規事業のアイデアを会社に提案し、審査を経て社内ベンチャー(新設子会社もしくは新設部門)として事業化するもので、応募者の社歴や役職は問わず、応募アイデアの事業領域にも制限はない点が大きな特徴です。
ネットワンシステムズ、社内ベンチャー制度をスタート | ネットワンシステムズ (netone.co.jp)

『社内ベンチャー制度』はネットワン内部で広く浸透しており、毎年社員から新規事業アイデアの応募がありますが、残念ながら事業化を達成するのは非常にハードルが高いのも事実です。

社内ベンチャー制度開始から5年目という節目を迎えた2022年。改めてこれまでの活動を総括し、どうすればネットワンのイノベーション創出を前進させることができるのか、取締役と執行役員を含めた運営チームで議論を重ねました。

ネットワンが抱えるイノベーション創出における課題の1つとして、課題ドリブンではなく、シーズドリブンで新規事業アイデアを発想することが多いという点が挙げられます。

これはネットワンが最先端テクノロジーのリサーチを得意としていることにも起因しているのですが、これからはシーズの活用を前提とするのではなく、「お客様やユーザーの課題を深く掘り下げることで、それを解決するためにシーズを活用する」という発想の転換が求められています。

そこで、ネットワン社員の発想の転換を促し、共感力や問題解決力を高めることを目的として、『社内ベンチャー制度』をより人材育成にフォーカスしたプログラム構成に変更することを決めました。その結果、新たに設立されたのが『ネットワンイントレプレナープログラム』です。

『ネットワンイントレプレナープログラム』とは

『ネットワンイントレプレナープログラム』は、『社内ベンチャー制度』に加えて、課題発見力やビジネスアイデア創出力を強化する『デザイン思考ワークショップ』、そしてネットワンの経営課題やより実業務に近いテーマを設定し、部門の垣根を超えた社員が集まりアイデアを生み出す共創イベント『イノベーションチャレンジ』という3つのイベントで構成しています。

上記イメージ図のとおり、各イベントは段階的な位置づけではありますが、『社内ベンチャー制度』の応募だけが最終ゴールではありません。各イベントの参加者が習得した知識を自部門に持ち帰り既存業務にも活かすことで、提案力や対応力を向上させ、お客様にとっての戦略パートナーへのシフトを加速していきたいと考えています。

今後の展望

今回ご紹介した『ネットワンイントレプレナープログラム』の各イベントを初開催したところ、参加した社員からは高い満足度評価を受けることができました。人材育成には中長期的な視点が必要となりますが、本取り組みを継続することで、ネットワン社員全体のスキルアップにつながることを期待しています。そして、お客様やステークホルダーの皆様と共創し、イノベーション創出による社会貢献に尽力してまいります。

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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