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データドリブンエンタープライズの実践とお客様のデモ体験を強化するInnovation Labのご紹介

ライター:伊藤 千輝
ネットワンシステムズに新卒入社し、IoT/AIの技術の検証/ソリューション開発に従事。また、最新のAI技術をウォッチするために産学連携の取り組みを推進。
現在は製造業をターゲットにスマートファクトリーに向けたデータ収集・集約・加工・保存・活用のためのデータハンドリング基盤の提案導入支援。実際の顧客データを用いた分析支援を行う。
休日は弊社がスポンサーとして支援する大分トリニータをサポーターとして応援。

目次

はじめに

20235月のオープン以来、日々多くのお客様にご来場いただいているネットワンの『Innovation Showcase』。今年6月にはメニュー数を5種から18種へと拡張し、デモンストレーションも多様に揃えてご案内しています。

この度『Innovation Showcase』の機能を拡張し、疑似環境での実機を使ったリアルなデモ体験、市場ごとのユースケースに則したメニューを提供する『Innovation Lab』がオープンしました。

本ブログでは『Innovation Lab』のコンセプトと機能、現時点でお客様にご提供可能なメニューをご紹介します。

『Innovation Showcase』についてはこちら

Innovation Lab』のコンセプトは「CPS

CPSCyber Physical System) とは、フィジカル空間である「現実世界」のデータIoTで収集し、サイバー空間で「仮想世界」を再現して分析・予測・最適化を行いフィジカル空間にフィードバックを行う一連のサイクル(収集蓄積分析活用)を効率よく回し最適化するシステムを指します。

IoTAIのデジタル技術が個別に成熟しつつある昨今、それら要素技術を統合しつつ、産業ごとに最適化・活性化させて社会課題の解決を目指すために様々な業界でCPSは注目されています。

CPSの具体例としては、製造業のお客様で言えば次世代の自動車生産ラインが挙げられます。このシステムでは、製造プロセスが物理的な機械だけでなく、センサー、およびコンピューターシステムと密接に統合されています。これにより、自動車の組み立て、品質管理、および製造プロセス全体や物流までもリアルタイムで監視され、最適化を目指します。

社会インフラである鉄道のお客様の例としては、列車のシステム制御が挙げられます。列車の運行システムは、物理的な鉄道車両や線路と、サイバーフィジカルな要素である列車の自動運転システムや信号制御システムが組み合わさっています。これにより、列車の運行が迅速かつ効率的に管理され、安全性が確保されます。

Innovation Lab』では市場ごとにCPSのフィジカル空間の実機を中心に稼働させ、サイバー空間に再現しそれを『Innovation Showcase』から「仮想世界」をのぞき込むようなイメージでユースケース毎のデモメニューを展開していく予定です。

Innovation Lab』のデモメニューのご紹介

Innovation Showcase』ではこれまで以下の5つのテーマを中心にメニューをご提供しておりましたが、『Innovation Lab』のコンテンツも随時こちらのテーマに追加していきます。

2024年12月にリリースしたメニューは以下6つで、現状は、製造業、社会インフラ、物流のお客様向けのメニューが主体となっております。

デジタルコラボ

  • 生成AIを活用したフィールド業務効率化

データ&AI

  • 映像・ データ集積統合基盤(U-VDMS

CPS/デジタルツイン

  • 製造デジタルツイン
  • 三次元測定機による空間デジタルツイン

デジタルインフラ

  • 事業領域での可視化によるセキュリティ強化
  • 現場の運用課題を解決するエッジサービス基盤

202412月時点でのメニューで変更や追加があります。詳しくは弊社営業にお問い合わせください。

パートナーとの共創によりケイパビリティをより拡大

CPSの実現には市場ごと各分野の専門家であるパートナー様との連携が欠かせないと考えております。LABはデモ施設だけではなくパートナー様のソリューションの事前検証や共創の場としてもユースケースを今後広げていく予定です。

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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