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進化するLab as a Service

ライター:田村 仁一
インフラSEとしてサーバー設計、構築、運用保守などを経験。
2019年にネットワン入社後、仮想化製品担当としてVMware WorkspaceONEの技術検証、案件支援に従事。
現在はNutanix社の仮想化製品の導入を推進。
保有資格:
Nutanix Certified Services - Multicloud Infrastructure Master
VMware Certified Master Specialist - Digital Workspace 2020

目次

はじめに

ネットワンでは従前よりお客様との共同検証のための環境を「Lab as a Service」として提供しております。

Lab as a Serviceでは、継続的に技術動向をキャッチアップして既存メニューの更新や新規メニューの開発・提供をしており、本記事では、注目度の高い技術やサービスをピックアップしてご紹介いたします。

プレスリリース:ネットワンシステムズ、マルチクラウド検証施設"Lab as a Service"を拡張

Lab as a Serviceをご利用いただくと下記のようなメリットがございます。

  • 個別設備の準備が不要で、マルチクラウドをベースとした様々な先端テクノロジーを確認可能
  • システムを把握するためのシナリオベースのガイドを提供
  • DXに向けて設計した新ICT基盤にまとめて触れることでシステム検討時間の短縮
  • 自社環境におけるPoCを実施する前にシステムや運用のコツを獲得
  • システム実現に関わるセキュリティリスクを事前把握して対策手法を検討
  • ネットワンの専門家からの技術的アドバイスを得られる

Lab as a Serviceの概要をご確認されたい方は下記の記事も併せてご参照ください。

Lab as a Serviceの概要

今注目のLab as a Serviceメニュー

Cloud Monitoring

Cloud Monitoringメニューでは運用監視機能をSaaSで一元的に管理するシナリオを体験いただけます。

Datadog社のクラウドベースのモニタリングサービスであるDatadogを利用します。

昨今、IT投資の対象として従来のオンプレミス仮想基盤に加えて、クラウドやコンテナといった技術の導入・利活用が増えています。このような状況で課題となるのが様々な場所に点在しているインフラやアプリケーション環境の定常的な監視です。利用するインフラごとに異なるソリューションで健全性を確認しなくてはいけないということになると、運用コストが増大してしまいます。

Cloud Monitoringを利用することによりSaaS環境から利用しているすべてのインフラを一元的に監視できます。

Cloud Access Security

Cloud Access SecurityメニューはSASEを導入した際のリモートアクセスやセキュリティ制御を体験できるメニューです。

Palo Alto Networks社のSASE製品群のひとつであるPrisma Accessを利用します。

従来のPAシリーズで培った高度なセキュリティ機能をそのままクラウドサービスとして提供します。

Prisma Accessにネットワーク・セキュリティを集約・統合することで下記を実現します。

  • ユーザが自宅や空港、オフィス等どこにいても一貫したセキュリティを提供できます。
  • ポイントソリューションとなっていた各セキュリティ機能をPrisma Accessに置き換えられます。
  • ZTNA 2.0 というアプローチに基づく高度なゼロトラストセキュリティモデルを実現できます。

ローカル 5G

5G技術を用いたデジタルトランスフォーメーションの加速に向け、ネットワンシステムズ ビジネス開発本部では2023年12月に無線局免許(一般業務用無線局)を2局取得しました。これにより当社イノベーションセンターのハンドオーバ環境下でユースケース開発が可能です。また、お客様向けにローカル5Gのユースケース/技術情報のインプットを目的とした「ローカル5Gワークショップ」も開催しております。

メニューは以下3種類となっております。事前に必要パートを担当に営業にご相談ください。

実施メニュー

  • 座学 基礎パート ローカル5Gの基礎(ローカル5Gの特徴、ライセンスバンドの考え方など) ユースケース紹介(ヘルスケア(医療)、スクール(教育)、スマートファクトリ(工場)を中心としたユースケースのご紹介)
  • 座学 技術パート ローカル5Gガイドライン関連(最新の改定内容、注意点など) 5Gアーキテクチャ(RAN 及び 5GC等の関連技術に関する技術詳細)
  • アプリケーション持込み検証

ネットワンの検証を支えるインフラ環境のご紹介

TechLab

TechLabメニューは弊社のエンジニアが仮想基盤上で動作する製品の検証を実施する際に利用するメニューです。

利用者である弊社のエンジニアは仮想基盤を利用し仮想マシンやアプライアンス製品をデプロイすることが可能で、お客様へ提案する製品の事前検証や仕様確認などに利用されています。

お客様にデリバリーする製品やソリューションが想定通りに動作するかを事前に確認することが可能なため、お客様に導入後に意図せず発生するトラブルを未然に回避し、安定した環境を提供することを目的に運用されています。

まとめ

本記事では、今注目のLab as a Serviceメニューについてご紹介いたしました。

Lab as a Serviceをご利用いただくと、シナリオベースのガイドによって新技術の導入検討の際に課題となる利用イメージの具体化や全体構成の把握を簡単に行うことが可能です。

新技術の体験だけでなく、様々なシーンでNetone Lab as a Serviceがサポートします。

ぜひご利用いただき、新たな可能性を探ってみてください。

詳細についてお聞きになりたい方は弊社担当営業へお問い合わせください。

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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