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ネットワンのイノベーション創発へのチャレンジ

テクノロジーベンダーであるネットワンシステムズがチャレンジしているイノベーションについてのご案内。顧客価値向上を目指す視点での取り組みを紹介します。

ライター:西嶋 孝夫
営業部門にてサービスプロバイダー・金融業界のアカウントを担当した後に現イノベーション推進部に異動。
事業拡大に向け新たなビジネス領域の開拓、GXビジネスの企画、イノベーションセンターを活用した他社/大学院との共創ビジネス、イントレプレナーシップを推進。
テクノロジー視点とビジネス視点を融合させた企画を担当。
保有資格:中小企業診断士 ITコーディネータ

はじめに

 日経平均も高値を更新している昨今、多くの企業は更なる事業拡大を目指してイノベーションにチャレンジしています。外部環境の変化に適用しつつも機会を捉える重要な手段として自社変革の必要性を考えているためだと考えられます。

 当社もデジタルプロバイダーとしてお客様の価値を高めるパートナーになるため、イノベーションに取り組んでいます。

 今回は当社が提供していくイノベーションについて考えてみました。本ブログでは技術的な視点以外に焦点をあて、お客様に何が提供できるのか?また、共創を通じて実現できる価値についてご紹介をします。

イノベーションってなんだろう!

 今回のタイトルであるイノベーションとは何でしょう?改めて聞かれると戸惑います。イノベーションは1911年にオーストリア出身の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターによって初めて定義されたと言われております[i]。一方で現在イノベーションの定義は複数あることも知られており、使い手によって様々です。[ii]

(同社イノベーションセンター内VIEW LOUNGE)

ネットワンシステムズのイノベーション

 当社では新たな価値をお客様に提供するために、一緒に新たな価値を創造し未知のニーズを引っ張り出して社会課題の解決につなげていくことを目指しています。

 時は令和、ネットワーク環境も技術も大きく進歩しました。当社は創業以来、最先端の機器を独自の目利き力で海外から日本市場に提供してきました。単なる商社ではなくお客様と一緒にインテグレーションしてきたことがノウハウとなり強みでもあります。お客様とともに成長してきた歴史です。

(同社イノベーションセンター内INNOVATION SHOWCASE)

実現に向けての新たなチャレンジ

(1)netone valley(イノベーションセンター)をオープン

新たな価値創造の場として、お客様と共創をする場、情報発信の場をオープン

(2)5つのフォーカステーマによる研究

データドリブンエンタープライズ/デジタルインフラストラクチャ/メタバース/デジタルツイン/社会課題解決・グリーン IT/共創エコシステム分野におけるデジタルソリューションを研究

(3)お客様との共同プロジェクト/産学連携・リサーチ

大学との共同研究、共創パートナーとのコラボレーションを通じた社会課題解決のための取り組み

(4)イノベーション人財の育成強化

社内イントレプレナー制度の拡充、デザイン思考や経営リテラシーワークショップの開催、部門を超えた社内ハッカソン

◆開かれた場として(1)から(4)はすべて、お客様とともに行います。すべての取り組みはイノベーション創発のための共創です。

ネットワンシステムズのイノベーションへのアプローチ

お客様との接点拡大を目指し様々なアプローチをチャレンジ中です。ここではその一部をご紹介いたします。

  • お客様課題からのアプローチ

お客様の事業課題を一緒に考えるワークショップ等を実施。課題解決に向けてのリサーチ等も行います。

  • ネットワンのフォーカステーマからのアプローチ

社内で先行研究しているソリューションをお客様向けにカスタマイズしたビジネスモデルを一緒に考えます。

  • netone valley(イノベーションセンター)の設備提供のアプローチ

イベントホール、プロジェクトルーム、カフェテリアをご提供いたします。(※不動産ビジネスではないため、スペースの有償貸し出しではございません。)

  • イノベーション人財育成のアプローチ

当社内イノベーションカリキュラムの提供、共同ワークショップの実施を通じて一緒に学んでいく場を提供します。

これらの取り組みはすでにあるものを販売する一方的な取引ではないことが特徴です。お互いの経営資源を出しながら新たな価値を生み出す取り組みとなります。

さいごに

 FY23、新たな取り組みをスタートした結果、多くのお客様や今まで関係性がなかった企業・団体・組織からさまざまなご相談を頂いております。これはネットワークベンダーとしてのネットワンとは違う当社への新たな期待と感じております。

 自社のイノベーションを企画、検討しているご担当者の方、何から始めれば良いのか、迷われている方、是非お気軽にお問い合わせください。目標を共有させていただき一緒に考えていきましょう!

参考

[i] ヨーゼフ・シュンペーター 著、塩野谷祐一・東畑精一・中山伊知郎 訳『経済発展の理論』岩波書店

[ii] Edison, H., Ali, N.B., & Torkar, R. (2014). Towards innovation measurement in the software industry. Journal of Systems and Software 86(5), 1390–407.

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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