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次世代AR技術:TeamViewer Frontlineの5つのユースケース

TeamViewer Frontlineのご紹介となります。

ライター:上野 寛登
スマートグラス・ロボット・データ分析などを担当
現場業務の効率化を実現するため、各種ソリューションをご紹介しております。

目次

はじめに

近年、企業におけるデータ活用やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は非常に重要なテーマとなっています。しかし、運用技術(OT)の現場では、DXの進展がまだ十分ではないのが実情です。

では、どのようなツールが現場業務の効率化を実現し、現場に受け入れられるソリューションなのでしょうか。
今回は、我々が様々な検証を行った中でお勧めできるソリューション「TeamViewer Frontline」を使用したスマートグラスの具体的なユースケースをご紹介します。

QRコードを使用した出退勤のデジタル化

一点目は「出退勤のデジタル化」です。

TeamViewer Frontlineでは、QRコードをスキャンするだけで出退勤の記録が可能になります。これにより「出勤場所、出勤人数、作業メンバー、作業時間、作業内容、メモ」などの情報を簡単に収集し、レポート化できます。

またこれらのデータは、リアルタイムにプラットフォーム上でチェックできるため「作業員がどの場所で、どんな作業をしているのか」管理者は正確に把握することができます。これにより「現場の状況がわからない、見えないといった管理側の課題」も解決することができます。

また、これらの収集データはプラットフォームから抽出可能で、従業員管理だけでなく業務分析にも活用することができます。

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下記は出退勤のデジタル化を表現したデモ動画です

スマホ/タブレットで作業書類をデジタルで確認

二点目は「スマグラ/スマホ/タブレットでの手順書確認」です。

TeamViewer Frontlineでは、QRコード使用することで、必要な手順書を必要なタイミングで表示させることができます。これにより例えば、作業員が作業を行う場所にQRコードを張っておくことで、その場所で必要なマニュアルを表示させることができます。

「機器の側面や、作業台、棚」など、あらゆる場所に張っておくことで、スマートグラス・モバイル端末を持っていけば、現場で作業を開始することができます。
また、デジタル手順書では、マニュアルを沿って作業を進めるだけで、作業管理報告まで行われます。作業終了後には、デジタルレポートも作成もされるため、わざわざ事務所に戻ってレポートを作成する必要性もありません。

下記はデジタル手順書を見ながら作業するデモ動画です。

リアルタイムの作業状況の確認 /作業進捗が悪い人への遠隔支援

三点目は「モニタリング機能」です。

TeamViewer Frontlineでは、管理側から現地の状況をリアルタイムで確認できる2つの機能があります。

1つ目は「タスク表」です。タスク表は「現在作業者が、どの作業を、どれくらいの時間で行っているのか」確認するツールです。このタスク表を見て、現地作業に時間がかかっていると確認できた場合には、管理側から遠隔サポートを行うこともできます。

2点目は「スマートグラス画面のモニタリング」です。こちらは、現在作業者が「今どのスライドを見ているのか」確認する機能になります。これにより、現場でどのような作業を行われているのか、スライドを基準に確認することができます。

以上のように「モニタリング機能」による現場の見える化を実現することで、管理者側から現地をサポートしていくことができます。

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複数拠点から大規模MTG支援/若手作業員への支援

四点目は「大規模なMTG機能」です。

TeamViewer Frontlineでは、URLを共有することでライセンスがない人にもMTGに参加してもらうことができます。

現場での作業中に、現地作業員と遠隔地エキスパートだけでは、解決できない問題もあるかと思います。この時、エキスパート側でURLを発行し参加してほしい人に、URLを有するだけでMTGに参加してもらうことができます。

これにより例えば「A拠点、B拠点、C拠点、関連会社」等の構成でMTGを実施し、現地の問題を解決することができるようになります。

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業務の標準化 / 技術継承 /エキスパート作業をスマートグラスで撮影

五点目は「技術継承」です。

TeamViewer Frontlineでは、作業の動画を撮影し、その動画をデジタル手順書に組み込むことが可能です。
これにより例えば、エキスパートの作業工程をスマートグラスで撮影し、その動画を新人のトレーニングコンテンツや、現地作業マニュアルに組み込むことで新人作業員の育成に役立てることができます。

この時作成した教育コンテンツは、何度も使用可能です。新人が入ったタイミングで、基礎学習コンテンツとして見てもらうのも良いと思います。

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終わりに

以上のように、TeamViewer Frontlineは現場業務のデジタル化・効率化を実現することができるツールとなっております。

昨今ではスマートグラスだけでなく、タブレットやスマートフォンでもデジタル手順書が確認できるようになっており、あらゆる場面で活用が検討できます。

現業務効率化・現場の見える化・データ収集などの観点で、是非ご参考になればと思っております。

【続編】はこちら 『次世代AR技術:TeamViewer Frontlineによる業務効率化とデータドリブン

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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