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【D&I】「育児とキャリアについて考えるパネルディスカッション」を開催しました

ライター:山崎 恵子
教育委員会のお客様と次期基盤のグランドデザインを検討しています。
先生方の働き方改革、教育DXの実現、データ利活用を念頭に、
パートナー企業様とともに、セキュアでコスト効果の高いIT基盤を構築するご支援をいたします。

目次

サステナビリティ委員会ダイバーシティ推進分科会メンバーの山崎です。

弊社の新卒採用イベントとして開催された「育児とキャリアについて考えるパネルディスカッション」に同分科会のメンバーが参加するということで取材に行って参りました。

約20名の学生の皆さんから、1時間では答えきれないほどたくさんのご質問をいただきました。

「育児とキャリア」

これから社会に出られる方にとって、非常に大きな関心事であることは、私自身を振り返ってもうなずけます。


性別、年齢、国籍、障がいの有無、個々人の価値観の他、ライフイベントによっても社員の環境は変化します。

どんな事情があっても全社員が活き活きと働ける職場環境を整備するために、ネットワンは、10年前からダイバーシティの推進に取り組んでいます。

10年前、「育児とキャリア」をどう両立させるかを語るのは女性のみでした。しかし数年前から、男性も自分の経験を共有するようになりました。

我々がこの10年で培ってきたほんの一部ですがブログにしたためることで、広く学生の皆さんに、育児とキャリアの両立をイメージできるきっかけとなれば嬉しいです。

「育児とキャリアについて考えるパネルディスカッション」概要

2023年2月21日に開催された当イベントに参加するダイバーシティ推進分科会のメンバーは2名、

製造/非製造業のお客様を担当する営業チームのマネージャーの寺田さんと、

ネットワングループの中で代理店ビジネスを生業とする「ネットワンパートナーズ」で、営業マネージャーをされている柳瀬さんです。


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【質問1】仕事と育児の両立で大変だったこと

柳瀬:

子どもが小さいときに熱を出した時は大変でした。親に手伝ってもらったり、夫にも協力してもらったりして、1つ1つ乗り越えてきました。

子どもができる前は、子育てをしながら、働くことに不安しかありませんでしたし、とても高いハードルだなと感じていました。

今、当時を振り返りますと、もしも子育てだけやっていたら、煮詰まっていただろうなあと想像します。子育てには悩みはつきものですが、働いている時間はその悩みから少し離れられ、よい気分転換になります。


このコメントに、司会の人事の方も

「とてもわかります。社会に接する場所があると子育てに良い影響がありますよね」と共感されていました。


寺田:

12月に実施した「ダイバーシティWeek2022」という社内イベントで、「男性育休取得推進セミナー」に参加しました。そこで、女性の出産は「交通事故で大型トラックにはねられた状態」くらいの生物学的に影響があるものだと説明を受けました。それを聞いて「父親は仕事だけやって、あと(家のこと)は母親にやってもらう」という考えはありえないと感じたのを覚えています。

最近、2人目が生まれ、10日間だけ育児休暇を取得しました。料理にもチャレンジしました。実際、自分がやれることは多くなかったけれど、「寄り添ってくれるだけで全然違う」と妻から言ってもらえました。

育児休暇を取得するにあたり、お客様にも多大なご配慮をいただいたと感じています。

休んでいる間、お客様への提案活動が止まるのでご迷惑になるのは明白でしたが、それでもプライベートを優先してほしいとおっしゃいました。会社の同僚、上司、部下からも育児休暇の取得を促してもらい本当に恵まれた環境だと痛感し、同時に、このようなことが可能なくらい社会環境も整ってきているのだなというのを実感じました。

復帰後、業務についていけないのではないかとの不安もありましたが、一人で思い悩まず、無理だろうとあきらめず、自分から打ち明けることで、みんなに支援してもらい、育児休暇を取得することができました。そんな環境がネットワンにはすでに出来ているのだなと感じました。

質問2:テレワーク制度は育児との両立に影響したか?

柳瀬:

ネットワンは10年くらい前からテレワーク制度はあり※、社員が普通に使っていました。私も月に1、2回テレワークをしていました。

出産後、時短勤務で働いていましたが、同じくらいの頻度でテレワークをしていました。

コロナ禍の2020年、テレワークが主体の働き方に会社は方針を大きく変更しました。これがきっかけで、フルタイム勤務に戻し、マネージャー職を引き受けることが出来ました。テレワーク制度は仕事と育児を両立する上でとても役立っていると思います。


※テレワーク制度は2011年に導入されました。

ネットワンシステムズ、 デジタルとリアルを融合したハイブリッドワークを実現する取り組みを開始 | ネットワンシステムズ (netone.co.jp)



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質問3:文系出身者が入社までに身に着けておくスキル

寺田:

事前に持っておいてほしい資格やスキルはなく、スキルは必要に駆られて身につくものだと考えています。

自分でチャレンジしたいことがある、仕事を通じて成長したいことがある、お客様と楽しみながらアイデアが浮かんだ。そんなとき、実現するにはこのスキルが必要だと気付いたから身に着けよう、というモチベーションで勉強して身につくものだと思っています。

実践が伴うことが大切だと考えているので、ぜひ今は、学生生活を大いに楽しみ、知見を広げたり、新たな体験をしたりしてほしいです。


私は文学部の出身です。今は、ソリューション開発やマーケティング、プリセールスを担当していますが、以前は、大手銀行様のサーバ/ストレージ基盤を構築していました。入社前にITの知識はなく、入社後に集合研修や業務を通して学んだり、資格取得に挑戦したりして、仕事に必要な知識を身に着けることができました。

楽な道のりではありませんでしたが、似たようなバックグラウンドの同僚はちらほら見かけます。

IT業界だから理系でないと…ということは全くありませんので是非ご検討いただければと思います。

質問4:営業としての仕事のやりがい

柳瀬:

仕事は個人でやるというより、チームでやることが多いです。他部門の方ともよく一緒に活動します。そのような中で、お客様や関係部署の方から、「ありがとう」、「助かりました」と言われたときに私はやりがいを感じます。

また、マネージャーになって2年たちますが、チームメンバの成長をふとしたタイミングで感じられる時があり、非常にうれしい気持ちになります。今の私のモチベ―ションはここにあります。

質問5:ダイバーシティを推進していくうえで難しいところ

柳瀬:

いろいろな方がいらっしゃるので、様々な価値観がある中、認めあうことが一番難しいのではないかと思います。「あなたの個性いいよね」と伝えていくことが大事だと考えています。

寺田:
「相手を理解すること」、特に、LGBTQ等センシティブな領域は難しいと感じます。

今は、様々な価値観を知り、多様性を受け入れていくフェーズにあると考えています。ダイバーシティ&インクルージョンは正直苦戦していると思っています。

ネットワンを新しい方向へ向かわせる力として、多様性への偏見が少なく社会に出られるみなさんへの期待値は大きいです。一緒にチャレンジしていく仲間としてネットワンを選んでくれたらうれしいと思っています。

おわりに

結婚や育児等のライフイベントにどのように対処できるのか不安を募らせてしまうのは、社会人として何年も働く従業員も同じです。

2人目が授かったら、3人目が授かったら、配偶者が転勤になったら、親が要介護になったら、自分の体力に衰えを感じたら…等々、人生悩みは尽きません。

どんな状況であっても、様々な立場の方々が意見を出し合い、相手の事情や、やりたいことを尊重し、受け入れ、助け合う文化の中であれば、その時点の自分だけのベストな解決方法を見つけられると思っています。

そのような世界を、ネットワンの中だけでなく、社会全体で作れたら素晴らしいことだなと思います。

わたしたちと一緒に活き活き働いてくださる学生のみなさん、是非お待ちしています。

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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