
- ライター:吉田 将大
- システムインテグレータでソフトウェア開発業務を経験した後、2018年にネットワンシステムズに入社。
前職での経験を活かした開発案件の支援や、データ分析基盤製品・パブリッククラウドの導入を支援する業務に従事。
保有資格: AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル
目次
ネットワンシステムズ 吉田です。
今回は弊社の「録画管理サービス」についてご紹介します。
働き方改革、感染症拡大防止対策としてCisco Webexなどのオンライン会議サービスを導入する企業が増加しました。
その中には、リモートでの打ち合わせ・お取引の証跡管理や、セミナーの再配信などの目的でオンライン会議を録画している企業様も多くもいらっしゃるのではないでしょうか。
オンライン会議の録画データは企業の大切な情報資産です。
ネットワンの「録画管理サービス」は、お客様のオンライン会議録画データを一元管理し、ガバナンスの向上やデータの利活用をご支援します。
オンライン会議録画の課題と録画管理サービスのメリット
オンライン会議の録画機能にはいくつかの課題があります。
例えば、オンライン会議サービスベンダーに依存した権限管理やデータ保存期間です。
ベンダーによっては各個人アカウントに録画データが紐づいており、組織内で録画データの共有が簡単にできなかったり、
録画データの保存期間に上限が設定されており、ユーザのニーズに合わせた保存期間が設定できないといったことがあります。
弊社の録画管理サービスをご利用頂ければ、お客様のサイトで録画された全てのデータを、専用のクラウドストレージに自動でダウンロードし、事前に登録したグループとロールベースのアクセス権限設定に従って閲覧可能なユーザに簡単に共有できます。
また、共有された録画データは、主催者や会議名、会議日時などで検索でき、必要なタイミングで必要な録画データに瞬時にアクセスできます。
保存先のストレージには様々なオプションを用意しており、データ保存期間などのポリシーもお客様のニーズに合わせて設定できます。

保存先ストレージのオプション
2022年8月現在、保存先のストレージは、下記3つのオプションから選択できます。
- 録画管理サービス標準ストレージ
- BYOS - Box
- BYOS - Amazon S3(NEW !!)
録画管理サービス標準ストレージは、弊社が提供するお客様専用のクラウドストレージです。
BYOS(Bring Your Own Storage)は、お客様が用意したサードパーティのクラウドストレージアカウントを使用するオプションで、お客様のポリシーによって管理されたストレージに録画データを保管できます。
現在、BYOSはBox(box.com)または、Amazon S3(AWS)の2つのオプションを用意しております。
大手金融機関様での事例
大手金融機関様の事例では、Cisco Webexのオンライン会議を使用したリモートでのお取引の録画データを、弊社の録画管理サービスで一元管理しています。
会議録画データを企業のポリシーに従って長期保管し、お取引が適切に合意されているかどうかを管理者がチェックできるよう閲覧権限を設定することで、オンライン化された新しい業務形態でもガバナンスを維持するための仕組みとしてご活用いただいております。
まとめ
今回は弊社の「録画管理サービス」についてご紹介いたしました。
「リモートワークで会議ができる」は、オンライン会議サービス導入のメリットの1つではありますが、本当の価値は、会議記録が動画や音声といった情報資産として企業に蓄積されることにあると考えております。
数年前にはあまり浸透していなかったテクノロジーやサービスが、これほどまで社会に普及した現在では、その仕組みをいかに活用し、今までできなかった新しいビジネスを可能にしたり、生産性を劇的に改善したりといったことが企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)においては重要です。
弊社ではそんなDXの次の一手を考えておられる企業様をご支援いたします。
■プレスリリース■
ネットワンシステムズ、 オンライン会議の録画ファイルの一括管理・保存を実現する「録画管理サービス」を提供開始
※ 記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。