
目次
前回のブログでは「いまどきのエンジニアに必要な知識」と「入門コースの罠」についてお話しました。今回はいまどきのエンジニア育成「解決策」について取り上げます。
1.「専門外」入門シリーズ
前回お話したように専門家育成をターゲットとした入門コースでは、「ちょっと知りたい」と思って受講すると、「よく分からない・・・」ということになります。
では、どうすれば?
という悩みに応えるべく、ネットワークアカデミーでは
「専門外」というコンセプトのコースシリーズを開発しました!
これらのコースは専門職を育成するものではなく、既存のエンジニアが他の分野の技術概要を把握するために作成したものです。
ただ単に他の分野の技術概要だけではなく、「セキュリティ」を強く意識した内容にしています。
ではなぜ、
「セキュリティ」
がキーワードなのでしょうか?
2.全てのITエンジニア=セキュリティ人材
サイバー攻撃で実際に被害を受けると、それは「ビジネス継続」や「企業価値」に大きな損失を与えることになります。
かつては「サービス提供」「利便性」「効率化」を優先事項として、システム作りをしてきましたが、現在はそこに「セキュリティ」も含めないと、経営的なインパクトが出てきます。
また、セキュリティの機能はさまざまなレイヤで実装することができ、どのような多層防御が適切なのか、正解は1つではありません。防御は様々なパターンで実現できます。しかし、組織ではどういったパターンを採用するのかを選択する必要があります。
「自分の担当分野でどういったセキュリティ機能実装がベストなのか」
を考えるときに、「他の分野でどういったセキュリティ機能実装が可能なのか」を知らないと、
「予期せぬ穴や、必要以上に重複した機能をシステムにもたらす」=非効率
という結果に陥ります。
こういった状況を踏まえ、
いまどきのエンジニアというのは「ITシステム環境全般とセキュリティに対する知見」が必要となります。
もちろん、「ある程度」でないと、ムリですが。
3.いまどきのエンジニア育成
ネットワークアカデミーではいまどきのエンジニアを育成するために、上記のようなコースフローを建付けました。
このフロー図の下の入門がIT技術全般とセキュリティの基礎知識を身に着けるためのコースとなっています。
次回記事でもう少し詳しく、どのようなコース内容なのかについて紹介します。
セキュリティを意識できるエンジニア育成コースに興味がある方はこちらからお問い合わせ下さい。
https://www.netone.co.jp/service/lifecycle/academy/
※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。