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NEWS & EVENT

AI時代におけるネットワークの価値を再定義して、未来への共創を加速させる。「netoneDay2025」開催

NEWS

2026年1月15日、弊社の事業拠点「イノベーションセンター(netone valley)」にて「netoneDay2025」をオンライン・オフラインのハイブリッド形式で開催いたしました。

本イベントが掲げるコンセプトは、「ITをシンプルに。ビジネスを強く。」5回目となる今回は、AIの台頭により激変する社会においてITが果たすべき真の役割と人が担うべき価値を、関係者の皆様と共に見つめ直す場として企画されました。

当日は、元プロ野球選手の斎藤佑樹氏によるキーノートをはじめ、最新のネットワーク自動化に関する専門セッションなど、多彩なプログラムを展開いたしました。スポンサーブースでは次世代ネットワークをテーマとしたミニセミナーも展開され、多くの参加者様がその様子をご覧になっていました。

ビジネスの未来を切り拓く熱気に包まれた当日の模様を、詳しくレポートいたします。

人の「知性」と技術の「自律化」でビジネスを強くする

オープニングでは、弊社のメンバーからAI時代における企業の在り方と技術戦略をお伝えいたしました。

代表取締役社長の竹下隆史は、技術進化に伴い社会が複雑化する中で、日本古来の「引き算の美学」や曖昧さを許容する知性が重要になると提言しました。AIは複雑な処理を効率化する強力なツールですが、そこに依存せず「問いを立てる力」という人が担うべき役割を残すことで、新たな価値を生み出せます。

その上で、顧客との対話を通じてインプットとアウトプットのサイクルを回す「価値連鎖」を磨き上げ、未来を共創する姿勢が重要であると強調しました。

執行役員の藤田雄介からは、深刻なIT人材不足に対する解決策として、弊社が実施するAI活用事例を紹介しました。製品QAやサポートサービスへのAI導入により、トラブル対応時間の短縮や残業削減といった成果が出ています。

藤田は、AIの普及により処理速度が向上し、エッジへ分散する未来では、システムの「自動化・自律化」と「オブザーバビリティの向上」が不可欠と言及。ネットワンシステムズは2027年4月に予定されているSCSKとの統合により、高付加価値のサービスを提供し、次世代ネットワークの実現を支援していきたいと意欲を示しました。

ネットワーク自動化の課題をどう突破するか

次のセッション「ネットワーク自動化の真実と幻想:現場から見える課題と可能性」では、日本ヒューレット・パッカード合同会社 技術統括本部 エンタープライズ技術第二本部 兼 パートナー技術本部 部長の有村淳矢氏と、レッドハット株式会社 技術営業本部 シニアスペシャリストソリューションアーキテクトの中島倫明氏が登壇。弊社 ビジネス開発本部 プロダクトマネジメント部 部長の兼松智也がモデレーターを務め、それぞれの視点からネットワーク自動化の現状と未来を語りました。

有村氏は、AI導入によりトラブルチケットを劇的に削減したServiceNow社と、API連携によって8名で約50万台のデバイスを運用する米国の多店舗展開企業を事例として紹介。AI活用を通じての自動化により、スケールメリットと効率化の両立が現実のものとなっていることを示しました。

中島氏は、国内における自動化の取り組みがわずかな効果に留まる層と絶大な効果を出す層に「二極化」している現状を指摘しました。その原因は、作業単体を自動化する「点の自動化」に固執していることにあるとし、周辺システムと連携してプロセス全体を効率化する「フローの自動化」への転換を提唱。その入り口として、ネットワーク構成をGitで管理する「GitOps」から始めることが、現場におけるベストプラクティスであると強調しました。

両社の共通点として、ネットワーク自動化の出発点は技術導入ではなく、業務プロセスの可視化と現状把握にある事が挙げられます。PoC止まりや部分最適に陥る背景には、ゴール不在、つぎはぎのアーキテクチャ、作業単位での自動化という誤解があると指摘。適用領域を見極め、正しい手順を踏めば、自動化は幻想ではなく、実現可能な"現実解"であると触れられました。

最後に、ネットワークの自動化では、組織文化と業務設計、技術が三位一体となって進める必要があると結論づけ、セッションは締めくくられました。

ITとOTの融合が導く強靭な社会インフラ

「元スマートメーター運用責任者が語る~エネルギーDXと原子力安全技術が導くシステム防御~」では、中部電力株式会社 技術開発本部 原子力安全技術研究所 所長の大脇義徳氏が登壇。大脇氏が長年携わってきたスマートメーターの運用経験と、原子力安全技術の知見を融合させた次世代のシステム防御のあり方が提示されました。

中部電力は2015年からスマートメーターの本格設置を開始し、現在では計量機能だけでなく開閉機能や充停電監視機能も備えた高度なネットワークを構築しています。運用の過程では、災害時に膨大なデータ補完処理が発生してシステム処理性能が逼迫した経験から、不測の事態を想定した要件定義やインフラのキャパシティ確保の重要性が改めて浮き彫りとなりました。

大脇氏は社会インフラを守るための指針として、原子力発電の基本原則である「深層防護」や「安全文化」の概念をITおよびOTの領域に適用することを提唱。物理・論理両面でのアクセス管理の徹底に加え、異常の早期発見と原因分析に必要なログの適切な保存が、設計段階から不可欠であると指摘しました。

その上で、効率を追求するIT部門と安定稼働を重視するOT部門の間で生じやすい軋轢を埋め、組織全体でリスク情報を共有し失敗の経験も継承していく「文化」を醸成することこそが、強固な社会システムを構築するための最大の競争優位になると語られました。

物理的な限界に挑んだ2社の実証実験が見せた可能性

NTT西日本株式会社 デジタル革新本部 技術革新部 IOWN推進室 担当部長の小山晃広氏と弊社 ビジネス開発本部 応用技術部 部長の井上直也によるセッション「距離は制約か、それとも可能性か。~IOWN APNが描く"距離ゼロ"の未来~」は、2社による実証実験の結果が共有されました。

NTTが提唱する次世代の情報通信基盤「IOWN APN」は、低消費電力、大容量、そして極限までの低遅延を実現する技術です。具体的な使用事例として、離れた拠点をリアルタイムで結ぶバーチャルプロダクションや、放送局から遠隔でスポーツ中継を行うリモートプロダクションなどが小山氏から紹介されました。

両社の共同実験である「AIロボットの模倣学習」は、600km離れた福岡のGPUサーバーをロボットの「脳」として使い、大阪のロボットに動作を学習・実行させる試みです。「脳」となるモデル学習の実験では、ローカル環境と比較してIOWNによる分散DC環境では、約86%のパフォーマンスを維持。また、600km離れた福岡にある「脳」で推論しAIロボットの正常動作を実証されたと、井上から発表されました。

実験により、IOWNの低遅延の特性が、労働人口減少を背景としたAIロボットの社会実装において強力な武器になることが示されました。両氏は、このネットワークとロボティクスの掛け合わせにより、地理的制約を克服した新しい社会インフラの構築を目指すと語りました。

正解のない時代をどう生きるか。組織を飛び出した二人が語る

キーノートセッションでは、元プロ野球選手の斎藤佑樹氏とフリーアナウンサーの宇賀なつみ氏が登壇。「正解のない時代を生き抜くキャリアの再定義」をテーマに対談が行われました。

斎藤氏は引退後の起業について、「アスリートのネクストキャリアに多様な選択肢があることを示したい」という強い決意があったと語ります。その言葉の通り、現在は自身の名を冠する株式会社斎藤佑樹にて、多角的にビジネスを展開しています。

キーノートで斎藤氏は、リハビリ中の苦しい時期に「笑顔で挨拶を続ける」ことで周囲の環境を変えたエピソードを紹介。笑顔でいることを自ら選択することで、辛い状況でも前を向くことができるという話を通じて、マインドセットの重要性を語りました。組織から独立してフリーランスとして活動する宇賀氏もまた、雰囲気や空気は人が作るものという考えからこの話に共感を示しました。

セッション中の質疑応答にて、2人はモチベーション維持やワークライフバランスなど多彩な質問に回答。最後に斎藤氏は、野球界の課題解決に取り組みつつ、挑戦し続ける姿を見せることで、次世代が安心して挑戦できる環境を作りたいという展望を語りました。

登壇者様・スポンサー企業様の声

株式会社STNet ビジネス営業本部 ソリューション営業部 パートナー営業課 山﨑淳史氏

STNet 山﨑淳史様:

自社だけではリーチが難しい層のお客様へ、四国電力グループとしての信頼性や当社の魅力をアピールすることを目的に、初めて「netoneDay」に出展しました。展示ブースでは、関東のお客様に弊社の存在やコンセプトを認知していただく貴重な機会となりました。またIOWNなど、今後のデータセンター運営におけるワットビット連携の観点からも非常に興味深い話も聞けました。

今後はネットワンシステムズのネットワークやインフラにおける強みと、当社のデータセンターを掛け合わせ、お客様へ最適な共同提案を行っていきたいです。

NTT西日本株式会社 デジタル革新本部 技術革新部 IOWN推進室 担当部長/トップガン 小山晃広氏

NTT西日本株式会社 小山晃広様:

メインステージでのセッションについて、たくさんの方々から「面白い内容で夢がある」と、非常に嬉しい言葉をいただきました。セッションでは「IOWN APN」を通じての協業を呼びかけましたが、その反響が今後どう得られるかが今から楽しみです。

懇親会やブースでも、具体的な課題を抱える事業者様と解決策について語り合い、新たなビジネスチャンスの手応えを感じることができました。今後はネットワンシステムズと共に、パートナー企業様のリアルな困りごとを解決する「真のユースケース」を創出していきたいです。

共創で築くお客様との新たな関係性を築きたい〜ネットワンシステムズ株式会社 西日本事業本部 卜部昌樹より〜

ネットワンシステムズ株式会社 西日本事業本部 第1営業部 第2チーム マネージャー 卜部昌樹

私は「netoneDay」を、「お客様とのお付き合いの仕方を変える場」と捉えています。従来の「モノを売る・買う」という関係から脱却し、お客様のサービスを紹介したり共に登壇してビジネスを広げたりと、多角的な関わりを大切にする。そんな場にしたいのです。

技術力だけで差別化することが難しいAI時代だからこそ、お客様と親密にビジネスを広げていく「共創」が最も重要なポイントです。今回、パートナー企業様が自社サービス展開を真剣に考える姿を間近にし、対等なパートナーとして信頼されていることを再確認できました。

今後も会社全体でお客様をサポートし、互いにプロモーションし合える深いパートナーシップを築いていきたいと考えています。

「netoneDay」を未来への一歩を踏み出すきっかけにしてほしい〜ネットワンシステムズ株式会社執行役員 藤田雄介より

ネットワンシステムズ株式会社 執行役員 ビジネス開発本部長 藤田雄介

ありがたいことに、「netoneDay2025」は非常に多くの関係者様が来場いただき、高い熱気に包まれていました。5回目を迎え、お客様の期待に応える形でセッション内容などを改善してきた成果だと感じています。

現在、多くの企業がAIやセキュリティを背景にインフラの変革を迫られており、その手法に悩んでいます。企業のIT投資の約8割は保守運用など「守り」に割かれていますが、AIによってこの運用を効率化し、その余力を「攻めの投資」へと逆転させていくことが理想です。こうした構造改革が進めば、より創造的で夢のある業界へと進化できるはずです。

「netoneDay」は日々の業務に新しいエッセンスを加え、共創のヒントを生み出すきっかけになるイベントだと自負しています。ここで生まれた対話を通じて、お客様と一緒に新たな価値を共に創り上げていきたいと考えています。

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