株式会社鳥取県情報センター様が提供するIaaS型クラウドサービスの新基盤を構築

~新しいサービスメニューを追加し、性能と耐障害性も大幅に強化。リソース利用状況を可視化・最適化することで高品質・低価格のサービス提供も実現~

 ネットワンシステムズは、鳥取県情報センターが主に自治体向けに2010年から提供しているIaaS型クラウドサービス「TICクラウドサービス」の新基盤を構築しました。

株式会社鳥取県情報センターについて

 鳥取県情報センターは、1969年に財団法人鳥取県情報センターとして設立され、以来40年以上にわたり行政業務をサポートしています。その間に蓄積された幅広い知識と実績から、業務システムや情報通信インフラの計画・立案から設計・開発・導入、運用管理まで総合的にIT活用を支援しています。また、2003年に構築された公共サービスのための高速通信網「鳥取情報ハイウェイ」についても設計や運用等で総合的にサポートしています。2009年に株式会社鳥取県情報センターとして開業し、2010年から「TICクラウドサービス」を開始しています。詳細は http://www.tori-info.co.jp/p/3/1/ をご覧ください。

背景と課題

 「TICクラウドサービス」は、高性能・低価格を特徴とするIaaS型サービスで、鳥取県庁や県内市町村をはじめとして、県外自治体や民間企業・団体も利用しており、現在では500台以上の仮想マシンが稼働しています。
 ここで、既存のサービス基盤の保守期間が満了し、リソースが逼迫している中で、さらに大きな新規サービス需要が見込まれたため、TICはビジネスを拡大・加速するために、可用性・拡張性・性能を向上して運用負荷を軽減できる新たなサービス基盤を構築することにしました。

クラウドサービス基盤の特長

 これに対してネットワンシステムズは、「FlexPod」を提案しました。これはネットワンシステムズが豊富な導入実績とノウハウを持つVMware / Cisco / NetAppの製品を組み合わせた事前検証済みの仮想基盤パッケージです。これによって初期投資コストを軽減するとともに、各社の製品を連携させて仮想基盤全体を一元管理することで、運用管理負荷も大きく低減しています。柔軟性・拡張性・集約効率も高く、高速なシステムを実現しています。

 新規機能としては、ストレージ仮想化によって、プレミアムサービスにおけるSSDのみの割り当てと、標準サービスにおけるSSDとハードディスクを組み合わせた割り当てを簡単に可能にすることで運用負荷を軽減しています。また、仮想マシンのCPU/メモリ/ディスクの実際の利用状況や負荷状況を可視化することによって、高品質なパフォーマンスを維持するとともに、効率的なリソース配分も実現して低価格でのサービス提供に寄与しています。さらに、遠隔のDRサイトへのバックアップの際には重複データを排除しており、回線負荷を軽減するとともに、DRサイトに必要なストレージリソースを効率化しています。

 耐障害性の向上については、物理サーバに障害が発生した場合でも迅速にサービスが自動復旧し、また、同時に2台のディスクドライブで障害が発生するという非常に稀なケースでもデータを消失しない仕組みを整えています。ネットワークも冗長性を高めており、障害時も無停止でサービスが継続します。また、サーバメンテナンス時も、物理環境と仮想環境の連携によって、停止することなくサービスが継続する仕組みを整えています。

導入効果

 今回の基盤リニューアルによって鳥取県情報センターは、新しいサービスメニューを追加するとともに、従来のサービス基盤と比べて性能と耐障害性を大幅に向上し、効率的なリソース利用によって低価格でのサービス提供を実現しました。
 - 仮想マシンに高速なSSDのみを割り当てるプレミアムサービスを新たに追加、さらに標準サービスでもSSDとハードディスクのハイブリッド型で従来の約3倍の速度に
 - 仮想マシンに割り当てるCPUとメモリの速度も、従来と比べて約30%向上
 - CPU/メモリ/ディスクの稼働状況を可視化して利用効率を最適化し、低価格サービスを実現
 - サーバ/ストレージ/ネットワークそれぞれで耐障害性を大幅に強化し、全体の可用性を向上
 - 標準サービスのDRサイト(災害発生時の代替拠点)への遠隔バックアップで、差分抽出と重複排除の機能を組み合わせて対象データ量を大幅に削減
 - DRサイトの余剰リソースを活用した、安価なシステム稼働検証サービスを新たに追加

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お客様のコメント

「企業や自治体を問わずクラウドサービスへのニーズが高まっている中、県内はもちろん県外へ向けてもビジネスを加速させていきたいと考えており、それに適した新しいサービス基盤が必要でした。これに対して、ネットワンシステムズの高度な技術力を借りることで、高性能・高可用性でありながら低コストでサービスが提供できる基盤を整備することができました。既存のサービス基盤からの仮想マシンの移行についても綿密な計画の提案があり、無事に完了しています。今後は、鳥取県という天災・人災に強い立地と新しいサービス基盤の双方を差別化要素として訴求し、多くの企業・自治体にご利用いただきたいと考えています。」
鳥取県情報センター 執行役員事業統轄部長 奥田 敏行 様

主な導入製品

 - 仮想化ソフト:VMware vSphere
 - 仮想環境監視・管理ソフト:VMware vRealize Operations Manager
 - サーバ:Cisco UCS Cシリーズ ラックマウントサーバ
 - 共有ストレージ:NetApp FAS 8000シリーズ
 - 遠隔バックアップ用ストレージ:NetApp FAS 2500シリーズ

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