新体制確立で顕在化したユニファイド・コミュニケーション二重管理。統合と仮想化のダブル推進で、運用コスト・工数の大幅削減が実現。

ネットワークと仮想化技術に強いネットワンシステムズが、統合効果を最大化するUC on UCS導入を全面的にサポート。

企業名 ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社様
所在地:東京都品川区大崎2-1-1ThinkPark Tower
事業内容:医薬品、動物用医薬品等の製造、販売及び輸入等の事業を営む企業グループの経営管理・統括
導入事例 UC/仮想化ソリューション
課題 新体制確立によりユニファイド・コミュニケーションの二重管理問題が顕在化。グループ企業間で同じ製品を採用しながら、設計思想やバージョンが異なり管理工数が増大していた。
選択理由 統合効果を最大化すべく、仮想化技術によるシステム統合UC on UCSを決断。その背景には早い段階からこの案件に対して果敢に提案を行ったネットワンシステムズの存在があった。
効果 UC on UCSにより、サーバ保守コストが削減されるとともに、ユーザー数増加にも関わらず運用工数の抑制が実現。新機能活用で業務効率の高い新しいコミュニケーションもスタート。

研究主導型のビジネスをグローバルに展開する製薬企業

ベーリンガーインゲルハイムは、「ヒト用医薬品とアニマルヘルスの領域で、疾患の研究ならびに革新的な医薬品と治療法の開発を通じて人類に奉仕すること」を使命とする、研究主導型のビジネスをグローバルに展開する製薬企業です。世界各国に145の関連会社と42,200人以上の社員を擁し、事業本拠地はドイツのインゲルハイムにあります。

日本には1961年に進出、医療用医薬品、コンシューマーヘルスケア、アニマルヘルスなどの事業領域で高い実績を誇ります。企業ビジョンは「Value through Innovation」。常にお客様に寄り添い、革新的な治療を通じて製品とサービスの価値の最大化をめざしています。

新体制確立をきっかけにUCシステムの統合と仮想化を決断

2011年、同グループにおいて新体制が発表されました。日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社やエスエス製薬株式会社などのベーリンガーインゲルハイム ジャパングループの管理部門の社員が集約されるなど、一層の組織統合、機能統合が進められることになりました。

この中で、重要な統合テーマに挙げられたのがユニファイド・コミュニケーションでした。名実ともに“One team”になったのに、連絡を取りあうのに外線電話が必要というのは効率的ではありません。両社ともシステム的にはシスコシステムズ製品を採用して似た環境にありましたが、設計思想やバージョンが異なり、管理工数の増大も看過できませんでした。組織統合効果を最大化すべく出した結論は、仮想化技術を採用した完全なシステム統合でした。

こうすれば、物理構成に比べて全体初期投資で33%をコストを削減でき、サーバ保守費用も削減することができます。また、サーバ台数削減によるデータセンターコスト、運用管理の一本化による人材リソースコストの削減も見込めました。しかも、将来にわたって柔軟な機能拡張が可能になります。

製品については、これまでの路線踏襲を勧めるグローバル本社からのアドバイスもあって、“UC on UCS”を選択することになりました。これは、シスコシステムズ社製サーバであるCisco Unified Computing System上で、仮想化ソフトVMware vSphereを動作させ、仮想サーバとしてCisco Unified Communicationアプリケーションを実行するというもの。また、CUCIMOC(Cisco UC Integration for Microsoft Office Communicator)の導入によって、プレゼンス・リモートコントロール、クリック to コール、ボイスメールへのアクセス、電話会議操作などといったIP Phone機能コントロールが、連携サーバを介さずにMicrosoft Office Communicatorから行えます。エンドユーザーにも高い利便性をもたらすことが可能でした。

このメリットが明確な案件は、トップマネジメントの意志決定機関である投資委員会も無事通過。2011年6月、UC on UCS導入プロジェクトが正式にスタートを切りました。

すべてにアグレッシブだったネットワンシステムズを選択

アジア太平洋地域担当
サービスオペレーション プロビジョニング
/データセンターファシリティ
インフラストラクチャシステムズグループ
マネージャー 鹿住 忠史 氏

今回、同社がパートナーに選択したのがネットワンシステムズでした。その理由を、ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社 アジア太平洋地域担当 サービスオペレーション プロビジョニング/データセンターファシリティ インフラストラクチャシステムズグループマネージャー 鹿住忠史氏は次のように語りました。
「ネットワンシステムズは、非常に初期の段階からこのプロジェクトに前向きでした。われわれからニーズをヒアリングし、それならばとUC on UCSを提案、具体化に向けて前例をシスコシステムズとグローバルに探るなどいろいろ積極的に動いてくれました。シスコシステムズ製品に精通していましたし、仮想化技術についても研鑽を積んでいたので、安心して任せることができました」

アジア太平洋地域担当
サービスオペレーション プロビジョニング
/データセンターファシリティ
インフラストラクチャシステムズグループ
ITアナリスト 大嶋 悦子 氏

ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社 アジア太平洋地域担当 サービスオペレーション プロビジョニング/データセンターファシリティ インフラストラクチャシステムズグループ ITアナリスト 大嶋悦子氏は、エンジニアの観点からこう補足します。
「ユニファイド・コミュニケーションとネットワークは切り離せないため、もともと当社のネットワークを担当していて事情がよくわかっているネットワンシステムズは頼もしい存在でした。また、同社にはテクニカルセンターという大規模な検証センターがあり、事前に環境構築して感触をつかむことができたのも大きかったです。以前から先手先手で最新技術情報をもたらしてくれる営業姿勢にも好感を持っていたので、まったく迷いはありませんでした」

難易度の高いプロジェクトを真摯な支援で本稼働に導く

これは難易度の高いプロジェクトでした。物理環境が仮想環境に移行するというだけでなく、バックグラウンドの異なる2つの組織のユニファイド・コミュニケーションシステムを1つにまとめなければなりません。ときには、必要な情報が十分に手に入らない中、ネットワンシステムズの担当者エンジニアは大嶋氏を助けて奔走しました。当初、CUCIMOCにベーリンガーインゲルハイム側の求める機能が整わないため代替案を探るなど、順風満帆とは行かない局面もありましたが、半年後の2011年12月には、統合された環境を本格稼働させるに至りました。

この統合により、計画どおりサーバ保守コストを大きく削減するとともに、ユーザー数が大幅に増えたにも関わらず運用工数は増大することなく、ネットワンシステムズを頼れることもあって、ベーリンガーインゲルハイムのエンジニアのみで管理可能な体制が整いました。

導入された新機能はエンドユーザーから“待っていた”という声が寄せられるほど好評で、効率の高い新しいコミュニケーションスタイルがスタートしています。

今後、同社はコールセンター機能の仮想化を検討する予定で、すでにそれを実現できるだけの領域がUCS上に確保されているといいます。ここでもまた、ネットワンシステムズの積極的なサポートが期待されています。

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