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Web分離/テレワークのLaaSのご紹介

ライター:根本 幸訓
イノベーション推進部で新しい技術領域のビジネス開発(GX、ロボティクス)を担当。
2011年、ネットワン新卒入社。事業部SE(文教市場、自治体)、応用技術部(サービス開発)を経て、現在に至る。

ネットワーク、セキュリティ、サーバ、ストレージ、仮想デスクトップなどの幅広い技術知識と、提案、設計、構築、サービス開発、ビジネス開発などの幅広い業務経験。この2つの幅広さを生かして記事をお届けします。

目次

そもそもLaaSとは

LaaSとはLab as a Serviceの略語で、弊社が社内だけでなくお客様にもご提供しているサービス提供型の検証環境となります。

お客様環境(職場やご自宅)からセキュアにLaaS環境に接続し、弊社の検証環境を利用できる仕組みとなっています。

Web分離/テレワークのLaaSの必要性

コロナ禍に導入されたテレワークソリューション(多くはVPN)の弱点を狙ったサイバー攻撃のニュースが年々増加してきています。

Web分離およびテレワークに関するテクノロジーとして普及しているVDIですが、ハードルの高さから多くの企業では、なかなか導入することが難しいと思われます。

そのような状況の中、ここ数年で増えてきたソリューションが「VDI代替ソリューション」です。

このソリューションは様々なメーカーから、多くの製品がリリースされています。

「膨大な選択肢の中から、どの方式、どの製品が自分の組織にベストなのか、決断しなければならない。」

こういった悩みが、最近の情報部門の共通する悩みかと思います。


弊社では、こうしたお悩みに対して、各ソリューションの比較検証を通したナレッジの蓄積・整理ならびに情報の発信活動を実施してきました。(※直近のニュースリリース等を本記事下部にまとめております。是非ご覧いただけたらと思います。)

また、それだけに留まらず、研究部門のエンジニアも現場に出て、お客様に対してコンサルティングサービス、PoC、導入支援などを実施し、生きた知恵(現場のニーズ、課題、ユースケース)の蓄積を強力に推進しています。


そして、こういった活動を通して、いま最も必要とされているサービスは、「お客様が簡単にWeb分離/テレワークソリューションを体験できる検証環境である」という確信を持つに至りました。

「結局、つかってみないと分からない、だけどPoCをやるとなるといろいろ大変。」

こういったお客様の声にこたえる形で、この度、Web分離/テレワークのLaaSのリリースに至りました。

できること

Web分離/テレワークのLaaSでできることは、大きく分類して以下となります。

  • 複数の方式に属する様々なソリューションのユーザ体験の確認
  • 任意のWebサイトの閲覧
  • 任意のWebサイト上のファイルのダウンロードおよびファイル無害化処理
  • 任意のアプリケーションのインストールと動作確認
  • Web分離/テレワークの技術に精通したエンジニアによる事例に基づいたアドバイス


このように自由度の高い操作を、複数製品に対して同時に実施することができます。

そのため、自組織に最適なソリューションの検討をより迅速かつ具体的に進めることが可能になります。

体験できるテクノロジーは、現時点では以下の7つとなります。

  1. 仮想ブラウザ方式(1製品)
  2. セキュアブラウザ方式(2製品)
  3. アプリラッピング方式(2製品)
  4. SBC方式(デスクトップ配信型/アプリ配信型)(1製品)
  5. 内部ファイル交換システム(2製品)
  6. 外部ファイル交換システム(1製品)
  7. ファイル無害化連携(1製品)

これらのソリューションや、以降でご紹介するシナリオは随時、技術動向やお客様のニーズに応じて柔軟に追加・変更していく予定です。

すすめかた

Web分離/テレワークのLaaSはウォークスルーガイドと呼ばれるシナリオに沿って利用することができます。

シナリオは、先ほど列挙した全てのソリューションごとにあり、それぞれに対して以下の2種類のシナリオをご用意しています。

  • Web分離の場合のシナリオ
  • テレワークの場合のシナリオ

ウォークスルーガイドは下図のようなイメージになっています。

このガイドに沿って操作をしていくことで基本的な操作感を体験できると共に、簡単な検証も実施できるようになっています。

つかいかた

利用者は手元のPCからLaaS環境上の仮想マシンにセキュアに接続し、そのマシン上から各ソリューションを利用する形となります。

仮想マシンは利用期間終了後にマシンごと削除されるため、データが残る心配はありません。

利用者が使う仮想マシンは占有環境のため、好きなアプリケーションを自由にインストールして利用するなど、業務を正常に遂行できるかどうか、実機で確認することができます。

なお、制限事項として、LaaS環境は弊社内部の環境となるため、お客様の社内ネットワーク上にあるシステムとの連携はできないようになっています。

LaaSで操作感の確認や簡易検証を実施して選定候補を絞り込み、その次のフェーズで実際のお客様環境でより具体的なPoCを実施頂く、という流れをご提案しています。

また、この環境での検証を通して出てきた不明点や、実際の導入にあたっての懸念点などに対しては、全国の導入支援や各ソリューションの比較検証を実施しているエキスパートに相談することが可能です。

画期的なポイント

  1. 事例/実績に裏付けられた技術のエキスパートによるアドバイスが得られる
  2. 複数のソリューションを比較しながら体験できる
  3. 安全に、すぐ、実環境に影響なく使える

1.事例/実績に裏付けられた技術のエキスパートによるアドバイスが得られる

弊社では自治体様で多数の実績があります。

Web分離/テレワークのLaaSでは、検証環境のご提供だけに留まらず、全国の自治体の情報セキュリティ案件に携わっているエンジニアによる、実績/事例に基づいた「製品評価のご支援」、「設計・導入事例・ナレッジ提供」、「ディスカッション」、「要件整理」といったご支援も併せてご提供します。

セキュリティ要件が厳格な自治体様での導入事例を参考にすることにより、自治体のお客様のみならず民間企業のお客様においても、具体的なシステム構築・業務フローを視野にいれた調達準備をスムーズに進めることができると考えています。

2.複数のソリューションを同時に体験できる

LaaSに複数のメーカーのWeb分離/テレワーク製品を実装して評価する統合環境をご用意しました。

既存環境からの製品変更により「操作性に影響がないか」、「運用面にどういった差異がでてくるのか」というような、実際に触ってみないとイメージが湧かない部分を導入前にご確認いただくことができるため、安心して検討を進めることができます。

3.安全に、すぐ、実環境に影響なく使える

事前に準備されたプラットフォームにリモートアクセスすることで、お客様はテスト環境を保有することなく評価を即時開始できます。

操作・検証手順等のドキュメント類も一式ご用意しているため、複数ベンダーのシステム連携を比較しながら効率よく評価することができます。

また、コロナ禍におけるハイブリッドワークを実現するためのリモートアクセスソリューションを軸に、テレビ会議などの評価環境や、そのノウハウをご提供しています。

経験豊富な製品担当SEから選定時のポイントや評価方法などのアドバイスを得ることが出来ます。

関連情報

このたび技術情報協会様より出版される以下の書籍にて、Web分離/テレワーク技術の体系と留意点に関する部分の執筆をさせて頂きました。

書籍(弊社執筆部分)については、PDFデータで配布しております。

ご興味がございましたら以下をクリックし、フォームに必要事項を記入してダウンロードしてください。

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LaaSのお申し込みは、弊社の担当営業もしくは以下のお問い合わせフォームからリクエストを承っています。

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また弊社と事業が競合する組織の方はお断りさせて頂くことが御座います。

※本記事の内容は執筆者個人の見解であり、所属する組織の見解を代表するものではありません。

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