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HOME > 導入事例 > 情報通信 > ヤマトシステム開発株式会社 様

導入事例:ネットワンシステムズが提案した事例をご紹介します。

コストパフォーマンス、運用性に優れたIP-SANを戦略的に活用し、顧客サービスをさらにスピードアップ。

ヤマトシステム開発株式会社 様

iSCSIによるIP-SANを導入し、データセンターのストレージ管理を効率化。

ヤマトシステム開発株式会社 本社ビル
ヤマトシステム開発株式会社
本社ビル

「クロネコヤマトの宅急便」で知られるヤマト運輸を中心としたヤマトグループにおいて、e - ビジネス事業を担当するヤマトシステム開発(以下YSD)。「物流」「決済」「セキュリティ」を強みとするe -ビジネスソリューションを提供し、お客様の競争優位性の向上とTCO削減に貢献しています。現在、YSDでは東京に2カ所、大阪に1カ所のデータセンターを持ち、情報システムのアウトソーシングサービスを提供しています。一般のデータセンターのようなハウジング、ホスティングサービスはもとより、物流や決済のサービスを組み合わせたYSDならではの総合的なソリューションが、ネットビジネスを手がけるお客様から高く評価されています。
お客様のビジネスの進展に伴い、YSDのデータセンターで扱うデータ量は年々増加の一途をたどっており、ストレージの運用・管理方法についても抜本的な見直しが必要となってきていました。YSDのストレージ管理について、同社システム本部運用技術グループ チーフシステムエンジニアの鈴木貴文氏は次のように語ります。「これまでサーバごとに個別にストレージを持っていたために、管理が非常に煩雑になっていました。そこで、IP接続された共有ストレージという新しい選択肢を検討するようになったのです」

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社内を説得し、カルチャーを変える。そのきっかけが、EqualLogic PSシリーズ。

ヤマトシステム開発株式会社 システム本部 運用技術グループ チーフシステムエンジニア 鈴木 貴文 氏
ヤマトシステム開発株式会社
システム本部 運用技術グループ
チーフシステムエンジニア
鈴木 貴文 氏

「IP接続された共有ストレージの選定にあたっては、ディスクの容量とコスト、そして使い勝手を重視しました。ネットワーク構築でつきあいのあったネットワンシステムズからも提案があり、iSCSI※1対応インテリジェント・ストレージEqualLogic PS100Eを新東京センターに導入しました。当初、iSCSIという新技術による共有ストレージの採用は、YSDとしては冒険でもありましたが、半年間にわたる検証を経て決断しました」(鈴木氏)
このことは、YSDにとって「カルチャーの転換」ともいえる取り組みだったといいます。「実際、社内のユーザーにしてもデータセンターでお客様のシステムを運用する部隊にしても、今回の共有ストレージの導入について危ぶむ声があがっていました。iSCSIという新しい技術を導入してよいのかといった議論もありました。そうしたなか、『共有ストレージ』という大きな時代の流れに向けて、社内の文化を変えるきっかけになった製品が、今回のPSシリーズ。実際に運用していくことで実績ができていくと考え、あえて導入に踏み切りました」(鈴木氏)

※1 iSCSI (Internet Small Computer System Interface) iSCSI は、IP-SANのプロトコルのひとつであり、IPネットワーク上でストレージデバイスにアクセスするためのプロトコルです。

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お客様にスピーディにサービスを提供。そのための基盤を手に入れた。

共有ストレージの導入により、データセンターのユーザーやお客様には、さまざまなメリットがもたらされています。災害時などの可用性や耐障害性が高く、機能面でも優れたストレージの世界を、より多くのお客様に低コストで提供できるようになったのが大きな変化です。コスト面での導入効果も「予想以上のもの」(鈴木氏)であったといいます。
「機能、価格、そして時間で、PSシリーズを評価しています。時間つまりスピードの要素もデータセンターには重要ですが、今回の導入により、お客様から『こういうものが欲しい』と言われてから、より迅速に提供できるようになりました。これまで、サーバ、ストレージ、ネットワークを導入する場合、ハードウェアの検討、設計、導入、組み込み、提供という一連の作業で1カ月程度かかっていました。SANとは異なり、IPネットワークを利用する共有ストレージでは、お客様からの依頼を受けてから最短で3日程度で対応できる。これまで以上にスピーディかつ安価にサービスを提供できるようになりました」(鈴木氏)

システム構成図

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従来の技術や仕組みをそのまま使える。それが、iSCSIの利点。

現在、YSDでは2台のPS100Eを二重化させており、FTPやNFSなど10台のサーバに接続されています。そのうち、FTPサーバについては、ソフトウェアミラーリングされています。「iSCSIの使い勝手の良いところは、今まであった技術や仕組みをそのまま使える点。ユーザーにしてみれば、これまでのディスクをそのまま使っているイメージで、高機能なものを利用できるのです」(鈴木氏) また、ミラーリングにしても、従来のようにサーバごとにディスクを2つずつ用意する必要はなくなりました。使い勝手が良く、効率的に運用できる共有ストレージは、社内外での評判が高まり、導入1年未満で使用率はすでに容量の8割に迫っています。「社内のカルチャーが変わってきたようで、問題がなければ社内でも使いたいというニーズはたくさんあったのです。使用率が伸びてくるなかで、次に問題になってくるのが拡張性ですが、その点でもPSシリーズには大いに期待しています。物理的にサーバを止めることなく、つないですぐに使うといったことが可能だろうと考えています」(鈴木氏)

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IPネットワークによる遠隔バックアップサービスも検討。

PS Series
PS Series

YSDでは、ストレージの運用・管理の効率化についても、確かな手応えを得ています。管理にかかる労力が大幅に軽減され、運用技術グループの要員はそうした時間をより有効に使えるようになるなど、大きなメリットが生まれています。また、実際にハードウェア障害が発生した際には、メールのリモート監視機能でディスク障害に気づいた管理要員が、ネットワンシステムズに電話連絡しました。それを受け、サポート関連会社であるNSAT※2がすばやく駆けつけ、故障したディスクをその場で交換※3したため、システム上はまったく何の影響もなく済みました。こうして、ネットワンシステムズとの連携で共有ストレージの世界を実現し、社内のITカルチャーを塗り替えたYSD。現在はユーザーにディスク領域を提供するサービスを行っていますが、今後は、データを遠隔地に保管したいというニーズが高いことから、PSシリーズの特長であるIPネットワークによるレプリケーション機能を活かした遠隔地バックアップサービスを提供していきたい考えです。さらにはヤマトグループならではのサービスとあわせて提供するソリューションまで、さまざまなサービスの可能性が広がっています。「今後はストレージをネットワークインフラとしてとらえていきたい。PSシリーズに期待しています」(鈴木氏)

※2 NSAT:ネットワンシステムズのサポート関連会社であるネットワーク・サービス・アンド・テクノロジー

※3 障害発生時も、筐体にあらかじめ収められているスペアディスクにデータが退避されるので、障害のあったディスクは交換できます。

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